新型コロナウイルスの感染拡大で20日、長崎県内でもイベント中止が相次いで決まった。
在長崎中国総領事館は日中交流促進を目的に2013年から毎年春に開催している観桜会を中止。昨年は中村法道知事ら政界関係者や地域住民ら約680人が参加した。同領事館は「出席者の健康と安全を考慮した結果、やむを得ず中止することになった。病疫は一時的だが、友情は永久」としている。
南島原市では23日に予定していた原城マラソン大会を中止。29回目の今回は1850人が参加予定だった。同市は感染予防策を講じ準備を進めていたが、九州初の感染者が確認されたことを受け中止を決めた。市は「苦渋の決断。楽しみにしていたランナーに申し訳ない」としている。参加料（一般3千円）は返金せず、参加賞は全員に送るという。
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