飼育9種類「世界一」キープ 長崎ペンギン水族館

新たに購入が予定されている「キタイワトビペンギン」(長崎市提供)

 長崎ペンギン水族館(長崎市宿町)に近く、キタイワトビペンギン5羽が仲間入りする。別の水族館と相互交換していたマカロニペンギン2羽を返却、貸与するため。飼育種数は、これまでと変わらず九つで「世界一」を維持する。
 市が2020年度一般会計当初予算案に、購入費用として500万円を計上した。
 長崎ペンギン水族館によると、キタイワトビペンギンは主にアフリカ大陸周辺に生息している。体長約50センチ、重さ約3キロで、特徴は目の周辺にある黄色の飾り羽。国内の別の水族館から2羽を購入し、3羽を無償で借り入れる。
 このほか市は、同館の正面広場に屋根付きのあずまや6棟を設置する費用2500万円を計上した。市水産農林政策課によると、あずまやは1棟当たり約10平方メートル。近年増加傾向にある来館者の休憩スペースや、地域住民の憩いの場にしてもらう狙い。設置時期などについては調整中。

あずまやが設置される長崎ペンギン水族館の正面広場(長崎市提供)

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