インディアンス・カラスコが右足に違和感 離脱の可能性も

エース右腕のマイク・クレビンジャーが左膝の手術を受け、6~8週間にわたって離脱することになったインディアンスだが、先発ローテーションの一角を担う投手をさらに失う可能性が出てきた。カルロス・カラスコは、日本時間2月20日の練習中に右足の違和感を訴え、同21日に検査を実施。クラブハウスには松葉づえを使って現れた。同22日に詳細な検査結果が判明する予定だが、今のところ、両足に体重をかけることはできているようだ。

テリー・フランコーナ監督は「彼はスクワットをしているときに右足の上のほうのエリアに違和感を覚えたようだ。それほど大したものではないみたいだけど、まだそれくらいのことしかわかっていない」とコメント。「わからないことについて何かを話すより、今は詳しいことがわかるのを待つしかないね」と語り、検査結果が出てから今後の方針を判断する意向を明らかにした。

クレビンジャーは、予定通りに回復したとしても、レギュラーシーズンの最初の3週間ほどを欠場する見通しとなっている。インディアンスは、クレビンジャー離脱によって空いた先発ローテーションの穴を、球団内の現有戦力で埋める方針を示していたが、カラスコまでレギュラーシーズン開幕に間に合わない事態となれば、先発ローテーションのクオリティの大幅ダウンは避けられない。

ただし、主力投手の故障離脱は、開幕ローテーション入りを目指す若手投手にとってはチャンスでもある。エース格のシェーン・ビーバー、昨季の実績から開幕ローテーション入りが有力なアダム・プルッコ、ザック・プリーサック、アーロン・シバーレのほか、ジェフリー・ロドリゲス、ローガン・アレン、スコット・モスらが熾烈な競争を繰り広げることになるだろう。

昨季も先発投手陣の相次ぐ故障を、選手層の厚さを活かして乗り切ったインディアンス。しかし、まずは白血病を克服して戦列復帰を果たし、今季の完全復活を目指すカラスコが長期離脱するような事態とならないことを祈りたい。

© MLB Advanced Media, LP.