プログラミング 授業開始へ研修 彼杵小教員

プログラミングを用いた授業に取り組む児童=彼杵小

 新年度から小学校で必修化される「プログラミング教育」の研修会が19日、東彼東彼杵町蔵本郷の町立彼杵小(山口厚校長、248人)であり、教員がタブレットや電子黒板を用いた授業の進め方を学んだ。
 新学習指導要領はプログラミングの導入を明記。小学校は教科化せず、算数や理科などの授業で取り入れることを想定している。
 東彼杵町は情報通信技術(ICT)環境の充実を目指し、町内の全小中学校で電子黒板やタブレット端末を導入。各校に民間のICT支援員を派遣し、環境整備や授業のサポートをしている。
 研修会では、5年生の算数の授業を公開。児童が、長さや角度を打ち込んで線を引くプログラミングソフトで正多角形を描き、規則性を考えた。見学する教員もタブレット端末を手に、操作方法を学んでいた。
 授業の後、ICT支援員が教員に、論理的思考や試行錯誤する力を養うプログラミング教育の狙いを説明。算数や理科の授業で活用できる教材を紹介した。

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