3月7~8日のモースポフェス2020開催中止。新型コロナウイルス感染拡大の影響で

 鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドは2月21日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月7~8日に開催を予定していた『モースポフェス2020 SUZUKA~モータースポーツファン感謝デー~』を中止すると発表した。

 モビリティランドとトヨタ自動車、本田技研工業の3社が共催するモースポフェスは、メーカーやレースカテゴリの垣根を越えたマシン、ドライバー、ライダーが集結するイベントだ。

 初開催の2019年には2日間合計で5万人が足を運んでおり、2回目となる2020年に向けてもル・マン24時間レースを制したトヨタのTS050ハイブリッドやWRC世界ラリー選手権でチャンピオンを獲得したトヨタ・ヤリスWRC、スーパーGTの2020年規定GT500車両がデモランを予定するなど、多くのコンテンツが予定されていた。

 しかし、新型コロナウイルス『COVID19』による肺炎が拡大している現状を踏まえ、モビリティランド、トヨタ、ホンダの3社が慎重に協議・検討を重ねた結果、来場される方、参加ドライバー・ライダーおよび、関係者の安全・安心を最優先に考慮し、2020年の開催は中止されることとなった。

 新型コロナウイルスについては、4月17~19日に開催される予定だった2020年のF1第4戦中国GPが延期されるなど、モータースポーツ界にも影響を及ぼしている。

 鈴鹿サーキットでも新型コロナウイルス対策として、各施設にアルコール除菌液を設置しているほか、スタッフがマスクを着用するなど対策を講じていた。

 また、各種チケットの払い戻しについては、鈴鹿サーキットのモースポフェスホームページ(https://www.suzukacircuit.jp/msfan_s/refund/)にて、案内が行われている。

初開催だった2019年のモースポフェスには、トヨタの豊田章男社長、ホンダの八郷隆弘社長がレーシングスーツ姿、ライダースーツ姿で登場したことも話題に

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