新作で“殻”を破れるかが注目される中川大志

俳優・中川大志と「E-girls」の石井杏奈が、映画「砕け散るところを見せてあげる」(SABU監督、5月8日公開)にW主演する。

一部スポーツ紙によると、同映画は、作家・竹宮ゆゆこさんの同名小説が原作。正義感が強い高校3年生・清澄(中川)が、学年一の嫌われ者で高校1年生の玻璃(石井)がいじめられているところを目撃。彼女を助けて次第に心の距離を縮めていくが、さまざまなことに巻き込まれていくという。

2人は2016年の映画「四月は君の嘘」以来、4年ぶり3度目の共演。石井は血まみれの演技に挑戦。中川は、「限界の先のゾーンに自分のギアを持っていき、かなりの量のアドレナリンを分泌しながら演じました」とコメントを寄せている。

スカウトされ小学5年で芸能界入りした中川。11年10月から放送された日本テレビ系テレビドラマ「家政婦のミタ」で一家の長男を演じ、一躍その存在が注目された。

17年3月に高校を卒業し、大学には進学せず俳優一筋で仕事をしていくことを発表。18年公開の「坂道のアポロン」と「覚悟はいいかそこの女子。」での演技により「第42回日本アカデミー賞」で新人俳優賞を受賞した。

「所属事務所は多数のイケメンがしのぎを削っているが、若手のトップは山崎賢人と横浜流星で、中川はその2人に続くポジション。しかし、正統派のイケメンキャラのままだと、なかなか2人に勝ち目がない。なので、かなり激しいアクションがありそうな新作で今までの“殻”を破るような演技をみせることができるがが注目される。演技次第では、今後、演じることができる役の幅が大きく広がり、いい作品に巡り合えるチャンスも増えることになる」(芸能記者)

中川にとっての“勝負作”になりそうだ。

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