ファーウェイがAirEngine Wi-Fi 6製品を発表、企業の完全ワイヤレスキャンパス時代を加速

ファーウェイがAirEngine Wi-Fi 6製品を発表、企業の完全ワイヤレスキャンパス時代を加速

AsiaNet 82966 (0259)

【ロンドン2020年2月21日PR Newswire=共同通信JBN】ファーウェイ(Huawei、華為技術)は21日、ロンドンでの2020年製品・ソリューション発表イベントで、10の新しいWi-Fi 6アクセスポイント(AP)モデルを含むAirEngine Wi-Fi 6シリーズ製品を発表した。これらのまったく新しい製品は、企業が完全ワイヤレスキャンパス時代に足を踏み入れることを促進するのに理想的に適合している。企業はこれらの新製品により、かつてないレベルのオフィス、生産、サービス体験を備えた、完全にコネクテッドですべてワイヤレスのオフィス・生産キャンパスネットワークを構築することにより、デジタル変革の過程を加速する。

これらの新製品のうち、主力製品であるAirEngine 8760 APは、業界平均の2倍である最大10.75 Gbpsのエアインターフェイス・データレートを提供する。このAPは、業界で初めて10 Gbpsを超えるエアインターフェイス・データレートを達成し、Wi-Fi 6製品の新しいベンチマークを設定する。

ファーウェイはこのイベントで、屋内および屋外の広範なアプリケーションシナリオをカバーするAirEngine 8700、AirEngine 6700、AirEngine 5700の3つの製品シリーズを発表した。これらのシリーズは、以下のシナリオでネットワーク体験を大幅に改善する:

*オフィススペース、会議室、競技場、ターミナルビル、駅などの高密度ターミナルアクセスシナリオ
*仮想現実/拡張現実(VR/AR)授業や4K/8Kビデオ会議などの高解像度(HD)ビデオアプリケーションシナリオ
*無人搬送車(AGV)ロボットなど、キャンパス全体のモバイル生産シナリオ
*ショッピングモール、スーパーマーケット、スマートキャンパスなどのIoT・Wi-Fiコンバージェンスシナリオ
*広場や街路などの屋外公共ネットワークサービスシナリオ

現在、好ましいキャンパスネットワーク・アクセステクノロジーとしてWi-Fi 6を使用している、ないし使用を検討する企業が増えている。Dell'Oro Groupのタム・デローロ創業者兼最高経営責任者(CEO)はWi-Fi 6について「2020年に市場が新技術の早期導入者からマス市場に移行するにつれて、Wi-Fi 6が大幅に増加し始めている。メーカーは現在、第2世代のWi-Fi 6テクノロジーを展開し、Wi-Fi 5またはWi-Fi 4製品よりそれほど高くない価格で豊富な機能を提供している」とコメントした。

完全ワイヤレスキャンパス時代の到来を告げる中で、Wi-Fi 6ネットワークは、超高速、常時接続モビリティー、「どこでも100 Mbps」という3つの異なる特性を必要としている。

超高速:Huawei AirEngine Wi-Fi 6は10.75 Gbpsという高いエアインターフェースレートを実現し、キャンパスネットワーク・アクセスレイヤーでの有線ネットワークレートよりも高いエアインターフェースレートを初めて実現している。

将来、エンタープライズWi-Fiネットワークにアクセスする端末数は10倍以上増加し、各端末は4KビデオなどのHDビデオアプリケーションに少なくとも50 Mbpsの帯域幅を必要とするだろう。その結果、Huawei AirEngine Wi-Fi 6は業界最大の空間ストリーム数(合計16)で設計され、業界平均の2倍の最大10.75 Gbpsのエアインターフェイス・データレートを実現している。

常時接続モビリティー:Huawei AirEngine Wi-Fi 6は、強力なカバレッジ、パケット損失ゼロ、超低レイテンシーで際立っており、企業のミッションクリティカルなサービスのネットワーク品質要件を満たし、中断ゼロを保証する。

企業が主要なサービスをWi-Fiネットワークに接続するのをサポートするため、Huawei AirEngine Wi-Fi 6は業界で類のないスマートアンテナを使用してより安定したカバレッジを実現する。Huawei AirEngine Wi-Fi 6は業界の他のWi-Fi 6製品と比較して、信号強度を2倍にし、カバレッジ距離20%増を実現し、エッジでの信号劣化ゼロを保証する。さらに、Huawei独自のロスレスローミングテクノロジーは、ローミング中の主要サービスのパケット損失ゼロを保証し、100%のローミング成功率を達成し、より安定したモバイル運用とオフィス作業を実現する。Huawei AirEngine Wi-Fi 6は、ダイナミックターボテクノロジー(インテリジェント・アプリケーションアクセラレーション・テクノロジー)を利用して、業界平均の半分である10 msの超低レイテンシーを実現している。この超低レイテンシーにより、VR、AR、およびHDビデオがこれまで以上に安定度を増す。

「どこでも100 Mbps」:Huaweiの革新的な5Gテクノロジーを搭載したHuawei AirEngine Wi-Fi 6は、ほかにはない「どこでも100 Mbps」の大規模な連続ネットワーキングを実現する。

Wi-Fi業界では、大規模な継続的ネットワークで各端末の中断のない帯域幅とエクスペリエンスを確保することが常に課題であった。この課題を克服するため、Huawei AirEngine Wi-Fi 6は複数の最先端5GテクノロジーをWi-Fiネットワークに統合した。その結果、高密度の端末アクセスシナリオでは、各端末はいつでもどこでも安定した100 Mbpsを取得することができる。

ファーウェイのデータコミュニケーション製品ラインのキャンパスネットワークドメインのプレジデントであるチャオ・チーポン氏は「Wi-Fi 6へのワイヤレスアップグレードが企業のデジタル変革の過程に大きな変化をもたらすことを確信している。これは、以前のWi-Fi世代とは大きく異なっている。ファーウェイは、業界をリードする5Gテクノロジーをすでに業界で最先端のアンテナ、アルゴリズム、ネットワークテクノロジーを統合する最新のAirEngine Wi-Fi 6製品に適用してきた。Huawei AirEngine Wi-Fi 6は、企業の高品質ワイヤレスキャンパスネットワーク構築をサポートする。当社は、企業がオフィス、生産、およびサービスシナリオでのデジタル変革を加速し、効率とエクスペリエンスを向上させるのに、この高品質のWi-Fi 6キャンパスネットワークが役立つと期待している。将来的には、顧客と一緒にイノベーションを続け、AirEngineを搭載した完全にコネクトされたインテリジェントで簡素化されたキャンパスネットワークを創出し、完全なワイヤレスキャンパス時代への参入を可能な限り速やかに加速する」と語った。

ファーウェイは、顧客により大きな利益をもたらすために、AirEngine Wi-Fi 6のイノベーションを特定の顧客シナリオと組み合わせることを決して止めない。

*エンタープライズオフィスのシナリオでは、Huawei AirEngineはスマートオフィスを加速する。従業員は、固定ワークスペースでの音声とテキストを介した従来のコミュニケーションから、任意の場所でのHDビデオとマルチスクリーンインタラクションのより効率的なコラボレーションに移行する。

*教育シナリオでは、Huawei AirEngineはAR/VRを活用した没入型授業の急速な普及を促進する。学生は学習スタイルを変え、従来の教科書から没入型のインタラクティブな学習に移行する。この移行により、学習がより魅力的になり、最も遠隔地に住む学生に質の高い教育リソースが提供され、教育の平等が促進される。

*製造・物流シナリオでは、Huawei AirEngineは無人の工場と流通を実現する。インテリジェントロボットが参加して、反復的、機械的で危険な作業を処理し、工場を自動生産に導く。

*公共サービス・シナリオでは、Huawei AirEngineはサービス品質を変革し、公共サービス組織がいつでもどこでも利用できるパーソナライズされたオンラインサービスの提供を促進し、顧客満足度を高める。

ファーウェイは2017年に業界初の商用Wi-Fi 6製品を発売した。デビュー以来、この製品は広く認知され、世界中のさまざまな業界で迅速に利用されている。Dell'Oro Groupによる2018年第3四半期から2019年第3四半期までの世界のWi-Fi 6屋内AP市場シェアによると、ファーウェイは世界(北米を除く)と中国のWi-Fi 6市場の両方で1位である。

詳細はHuawei AirEngine Wi-Fi 6ウェブサイトを参照。

ソース:Huawei