慰安婦女性を描いた韓国漫画出版

「草」の日本語版、作者が講演

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元慰安婦の半生を漫画にし、講演する金ジェンドリ錦淑さん=21日午後、東京都新宿区

 旧日本軍の従軍慰安婦だった女性の半生を描いた韓国の漫画「草」が日本語に翻訳され、出版されたのを記念し、作者の金ジェンドリ錦淑さん(48)が21日、東京都内で講演した。作品は欧米各国で高い評価を受けた。金さんは「過去の話ではなく、現代の性暴力につながる女性問題として描いた。若い人に読んでもらい、人類普遍の問題として歴史に向き合ってほしい」と強調した。

 漫画は、元慰安婦らが入所する韓国の「ナヌムの家」で暮らす李玉善さん(92)の現在と、中国に連行されて慰安婦にされた15歳当時や戦後の苦労が、独特の筆のタッチで描かれている。日本では14日に出版、税別3千円。