舞祭組、初主演舞台「○○な人の末路」に挑む。葛藤、不安、その先には…

フジテレビで2月21日に放送の「連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME」(金曜深夜0:55、関東ローカル)は、今年デビュー10年目を迎える7人組グループ・Kis-My-Ft2を特集。今回は「Kis-My-Ft2 ~10年目への飛躍~」をテーマに、グループ内ユニット・舞祭組が初主演舞台に挑む姿を追う。

玉森裕太がグループの特徴について「アイドルっぽくないところじゃないですかね。キスマイのよさでもある。舞祭組っていうユニットもあるくらいですから」と語るように、メンバーの横尾渉、宮田俊哉、二階堂高嗣、千賀健永で結成されたユニット・舞祭組は、従来のアイドルのイメージとは真逆の方向性で知名度を上げてきた。

そんな4人の初主演舞台「○○な人の末路~僕たちの選んだ××な選択~」は、横尾と千賀、宮田と二階堂の2組に分かれ、それぞれのペアが盲目の兄とそれを支える弟という設定を演じる。盲目の兄を演じる宮田は4人の中で最も演技経験が豊富だが、目が見えないことのリアリティーをなかなか表現することができない。宮田は「めっちゃむずい。見ちゃいけないんだよね。音の鳴るところを見ると、目が合って会話しているように見えてしまう」と悩ましい表情を見せる。

舞台のセットも出来上がり、稽古はいよいよ佳境を迎える。宮田は動きだけでなくその人物の心をどう演じるのか、葛藤。演出家と共に場面ごとの心情を確認していくが、不安がぬぐい切れない。宮田はこの役を自分のものにすることができるのか。

同じく盲目の兄役の横尾は、焦った様子を見せることなく、淡々と稽古をこなしていた。もともと勉強熱心で、バラエティー番組の企画ではまったくの素人から俳句名人と呼ばれるまでの実力を身につけた。「後輩もたくさんいますし、キスマイもアラサーになりましたし、隙間産業というか、それこそ考えてやっていかなきゃ仕事をもらえない。先輩方に作っていただいたレールに乗っているだけでなく、キスマイや横尾渉から引き継いでいけるものがあるようにしたい」と真剣な面持ちで語る。

また、後輩との関わりを大切にしている二階堂は、ジャニーズJr.内ユニット・Travis Japanの主演舞台に足を運ぶ。そして、「にいに(兄貴)が来ていると聞いて緊張した」と言うTravis Japanのメンバーに、愛のあるイジリを交え舞台の感想を伝える。二階堂は「キスマイもそうですし、舞祭組も先輩にかわいがっていただいて、すごく愛を感じていた。後輩はかわいいですよ」と、先輩・後輩の強い絆を告白。

グループ最年少の千賀は「(前列を担う3人の)玉森と北山と藤ヶ谷は大事な存在だし、たくさん背負ってる部分もあると思う。7人ではなく4人の時は僕たちだけでどこまでできるかがチャレンジだと思っている」と気を引き締めた。

果たして4人はどんな舞台を創り上げるのか。稽古を重ねる中で壁にぶつかりながらも、前を向く4人の表情は必見だ。

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