コミュニティーバス目標人数2割以下の便も 京都・向日、市の負担額3100万円に

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向日市内を運行しているコミュニティーバス「ぐるっとむこうバス」(向日市・阪急東向日駅前)

 京都府向日市はこのほど、コミュニティーバス「ぐるっとむこうバス」の利用者数が低迷し、現状で市の負担額が3100万円になることを明らかにした。昨年10月の運行開始以降、利用者数は減る一方で、目標人数の2割を切る便もあるなど、依然厳しい状況が続いているという。

 市役所で同日開かれた「地域公共交通会議」で明らかにした。1月までの4カ月間は乗車数が減少し続け、北ルートは1便当たりの平均乗車数が2.3人と目標人数11.7人の2割にも満たなかった。南ルートは平均乗車数6.4人で、目標人数20人に及ばなかった。両便を合わせた1便の平均乗車人数は8.7人で、現状のまま推移すると、市の1年間の負担額は3100万円を超える見込みという。
 市民委員から「ダイヤを増やしてほしい」と要望されたが、市は運転手不足などから便の増加は難しいと説明。提案された「試乗券」などの認知度を上げる施策について今後検討する方針を示した。バスの運行で「外出する機会が増えた」という声も上る一方、利用者数の低迷に「そもそもニーズがないのでは」という厳しい指摘もあった。