昨季はペトル・チェフやアリエン・ロッベン、ウェスリー・スナイデス、サミュエル・エトー、ロビン・ファン・ペルシー、フェルナンド・トーレスらがピッチを離れることを決めた。
そして今年、スパイクを脱ぐ可能性がある選手とは?『Sportskeeda』から、「2020年に引退するかもしれない5名のスーパースター」を紹介する。
アンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)
年齢:35歳
イニエスタは現代サッカーを改革したバルセロナで中核を担った男だ。下部組織であるラ・マシアの卒業生として並外れたキャリアを送ってきた。
パーフェクトなMF、スペースを見つける達人と評価された彼は未だにモチベーションの衰えを見せておらず、現在は日本のヴィッセル神戸でプレーする。
ただ彼もすでに35歳。神戸との2年契約は今季で終了するため、日本で現役最後の舞台を飾るかもしれない。
ジャンルイージ・ブッフォン(ユヴェントス)
年齢:42歳
この数年間引退の可能性が取り沙汰されてきたブッフォンであるが、古巣ユヴェントスへの復帰後もピッチで素晴らしいパフォーマンスを見せている。
PSGを離れたときは「スタッフ転身への準備を進めるために戻ってきた」とも考えられたものの、まだシュチェスニの信頼できるサブとして重要な存在だ。今季はまだプレーするだろう。
ただ、43歳になる来季はどうか。プレー面ではまだ数年問題ないだろうが、クラブとしては違う役割を担ってほしい…と考えるかもしれない。
ウェイン・ルーニー(ダービー・カウンティ)
年齢:34歳
マンチェスター・ユナイテッドで長くプレーした「ワンダーキッド」ルーニーも34歳となった。デビューが早かったこともあり、20代の終盤にはもはや衰退期に達したように見えた。
古巣のエヴァートン、アメリカのDCユナイテッドを経て、今年は2部のダービー・カウンティへと加入。しかもその契約はコーチ兼任であり、次のキャリアを見越したものになっている。
キャプテンとして2部リーグを戦っているルーニーであるが、その給与はスポンサーである賭博会社32Redから出ている。英国でギャンブルに対する批判が高まるなかで、来季は契約が自粛される可能性もあり、そうなればルーニーの去就にも影響を与えそうだ。
ダニ・アウヴェス(サンパウロ)
年齢:36歳
世界で最も多くのタイトルを獲得した選手であるダニ・アウヴェス。現在は母国に戻ってサンパウロに所属し、この年齢でトップ下へのコンバートも経験するなどさらに充実したキャリアを送っている。
ただ、ブラジルに戻るということ自体が彼にとっての引退準備であることに疑いはなく、今年はコパ・アメリカも控えている。
契約は2022年まで残っていると言われているものの、新しい道に進むには適したタイミングであることも確かだ。
フランク・リベリ(フィオレンティーナ)
年齢:36歳
マルセイユで大ブレイクを果たしてから、長い間世界最高クラスのウインガーとして活躍してきたリベリ。怪我も増加し、バイエルンとの契約が満了になり、今季はイタリア・セリエAに新天地を求めた。
フィオレンティーナとの契約自体は2021年の6月30日まで存在すると言われるが、今季も結局怪我によって長期の離脱を余儀なくされてしまった。
ピッチに出れば「違い」を見せられるスターであるが、稼働率は低く、フィオレンティーナもなかなか成績が出ない状況が続いている。来季の選択はいかに…。