起訴のPSG会長、FIFAに1億円支払う W杯疑惑は訴追されず

PSGのオーナーであるナースル・アル・ハライフィ氏。カタール出身のビジネスマンで、カタールスポーツ投資庁の社長や放送局『BeIN Sports』の会長なども兼務している人物だ。

法廷闘争になっている元PSGのアテム・ベナルファとのこんな接触も話題になったこともある。

動画を見たい場合はここをタップ!

見るからに嫌々…。

同氏は元FIFA事務局長のジェローム・ヴァルケ氏が行った汚職に関与したとして起訴された。ただ、『The Times』が気になる話を伝えている。

アル・ハライフィ氏は自らの対する刑事告訴を取り下げてもらうために、FIFAに100万スイスフラン(1.1億円)以上を支払うことで合意していたという。

同氏には2026年と2030年のワールドカップについての放映権の配分を巡る積極的および受動的腐敗の疑いがあった。アル・ハライフィ氏との和解合意に達したFIFAは告訴を取り下げたという。

スイスの司法当局はその内容を知らなかったというが、この件についてはもはや訴追されなくなった。そのため、ヴァルケ氏の汚職に関わった疑惑についてのみ起訴されることになったとのこと。

© 株式会社ファッションニュース通信社