NSC福岡校から芸人を目指す人々に密着。ナレーターは“先輩”パンブー・黒瀬

FBS福岡放送で毎月最終日曜などに放送中のドキュメンタリー番組「目撃者f」。同番組の2月23日(深夜1:25)放送回は、「一笑に懸ける 一本のマイクに夢をのせて」と題して、吉本興業のお笑い養成所・NSC福岡校から芸人を目指す生徒に注目する。ナレーターはパンクブーブー・黒瀬純。

ダウンタウンやナインティナインら数多くの有名芸人を輩出してきたNSCだが、当然ながらスターとなれるのは、ほんの一握り。それでも夢を追う人々が、2018年の春に誕生した福岡校の門をたたいた。

同校の1期生として34歳で入学した豊嶋修平もその1人。7歳の娘を育てるシングルファーザーで、入学当初は反対していた娘も次第に父を応援するようになり、ネタをアドバイスするほどに。昨年3月にNSCを卒業した豊嶋はプロの芸人となるものの、現実は厳しく、別の仕事によって生計を立てている。芸人として成功するために、漫才コンテスト「M-1グランプリ」への参戦を決意する豊嶋。自身の夢と娘の思いを背負って挑戦した結果は?

一方、豊嶋と入れ替わりにNSCに入学してきた福岡2期生の1人が、18歳の伊丹温大(はると)。個性的な生徒があふれる中でも、鋭い視線と独特の髪形で、ひときわ異彩を放つ。幼い頃に父親を亡くし、その反動からか反抗的になり、暴走族の総長だった時期も。母親に心配ばかりかけてきた伊丹が「人生を変えたい」と選んだ道がNSC福岡だった。「お笑いで成功して母に恩返しを」。伊丹はNSC2期生でNo.1を決める卒業ライブに出場する。

彼らを語りで見守る黒瀬は吉本興業に所属し、09年に「M-1グランプリ」で優勝した“先輩芸人”。「M-1」での経験談や下積み時代の話を交えながら、後輩たちの挑戦や思いに寄り添う。ちなみに、黒瀬はFBSで放送中のバラエティー「クロ女子白書」(水曜深夜0:54)で司会を担当。また、ダウンタウン・松本人志が福岡を巡る「福岡人志、松本×黒瀬アドリブドライブ」(2019年に第9弾を放送)や今田耕司が福岡を散策する「福岡すっぴんツアー!」(2月29日に第14弾を放送)、福岡出身の芸能人が集った「福岡ゲンジン」といった同局の特番でも活躍している。

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