松村北斗が役者として得た手応え。「自分の内側での発見があった」

フジテレビ系の連続ドラマ「10の秘密」(火曜午後9:00=関西テレビ制作)に出演している松村北斗。主人公の・白河圭太(向井理)と関わるさまざまな登場人物たちの計り知れない秘密が絡み合い、次々に事件が巻き起こる本格サスペンスドラマで、松村はジャズバーでピアノ演奏のアルバイトをしている音大生・伊達翼を演じている。

翼は、事あるごとに圭太の娘・瞳(山田杏奈)に近づき、いろいろと聞き出そうとする謎の存在だったが、10年前の火事で亡くなった女性の息子であったことが明らかになり、物語は大きく動き始めた。

松村は「人を怖がらせようとか、謎の顔をしないように意識しています。人が怖いと思うのは、相手が思っていることが読み取れてしまって、それに怖れをなすということなので、視聴者の皆さんがそれに近い感情を感じる芝居ができればと心掛けています」と明かす。

撮影現場の雰囲気については「先輩方が多い現場ですが、アドバイスをいただきながら、励ましてもらいながら、チーム一丸という言葉が似合う楽しい現場です」と報告しつつ、主演の向井とは「僕が木村拓哉さんのソロライブを見に行ったという話を聞いてもらったりして、向井さんも『あの方はスターだよね』と言ってくれました」とすっかり打ち解けている様子。

そして、ドラマを通して「心情や感情を作るということに対して、自分の内側での発見があって、自分では成長していると実感しています。役作りとか演技プランの作り方が変わってきた気がします」と、役者としても十分な手応えを得ているようだ。

© 株式会社東京ニュース通信社