新型「スズキハスラー」発売を機に全てを刷新、純正カーナビが“お値段以上”のワケ

販売好調のスズキ・ハスラー。豊富なオプションにより自分好みの1台がカスタマイズできます。その中でも特にオススメしたいのがメーカーオプションの純正カーナビです。そのコスパの高さと多機能ぶりをご紹介します。


車両購入時のみ選択が可能

今回新しく設定された「メモリーナビゲーション」はメーカーの工場で装着する「ラインオプション(メーカーオプション)」です。ゆえに購入後に後付けできないことを最初に覚えておきましょう。

生まれ変わった新世代カーナビ

これまでもスズキはメーカーオプションのカーナビを設定していましたが、これだ!という決め手に欠けていたのが現実です。そこで新型ハスラーの発売に合わせて、全てを刷新。ベースとなるカーナビゲーション機能は市販ナビの世界でもトップレベルの性能を持つカロッツェリア(パイオニア)製にすることで基本性能を大きく高めています。

純正ナビのメリットとは?

前述したようにメーカーの工場で装着することで、車両との細かな連携が可能になります。後述する全方位モニターや車両情報、さらにオーディオの音質もハスラー専用に事前にチューニングしてあります。さらに耐久性や保証の面でもメーカーの規準に合わせて開発されています。

ハスラーのインパネにジャストフィットするデザイン、オススメのオプションです

大画面9インチでナビも地デジも高画質

通常の7インチに比べると表示面積は約1.7倍。さらにHD解像度により高画質になっています

新型ナビは9型という昨今のトレンドに沿った「大画面」が最大の特徴です。さらにHD解像度によりきめ細かく美しい表示を可能にしています。具体的にはカーナビの地図画面、地デジやDVDなどのAV画面、さらに車両周辺を表示するカメラとの接続も今回一部デジタル化したことで、とても見やすくなりました。

画面のカスタマイズが凄い

9インチ大画面を活かすことで地図だけでなく、車両情報やAV画面などをまとめて表示することができます。さらにこの画面自体がカスタマイズできるので、ユーザーが使いたい機能だけを選んで組み合わせることができます。

スマホとの連携はトップレベル

Bluetoothによるハンズフリー通話や音楽再生はもちろんですが、Appleの「CarPlay」やGoogleの「Android Auto」、さらに最近注目を集めている「SDL(スマートデバイスリンク)」にも対応しています。SDLは話題の「LINEカーナビ」に対応しているので、音声でナビの目的地設定やLINEの「トーク」もスマホやナビに触れることなく操作できるなど利便性も向上します。

CarPlayはワイヤレス対応に

今回驚いたのがAppleのCarPlayがWi-Fi(ワイヤレス)で接続できることです。これはレクサスや輸入車などのプレミアム系を中心に増えてきていますが、このカーナビにも対応しています。USBケーブルと接続しないことで充電機能は使えなくなりますが、その分、スマホを鞄から出す必要も無くなりますのでクルマに乗ってからすぐにCarPlayを使えるメリットは十分に高いと感じました。

知れば知るほどコスパは高い

今回紹介したメモリーナビゲーションの価格は18万4,800円。これだけ聞くと正直「高い」と感じるかもしれません。しかしこの中身はディーラーオプションのカーナビにも対応できる「全方位モニター用カメラパッケージ(5万2,800円)」も込みの値段です。つまりこれまで説明した最新の大画面カーナビは実質13万2,000円とコスパが高いことがわかります。正直、これらの機能を持つカーナビや周辺機器などを選ぶとこの価格で収めるのは難しいです。何よりも前述したように市販カーナビでは純正カーナビのような細かい車両情報を得ることはできません。

クルマの周囲を立体的に表示することができます。入出庫時や駐車時にも役立ちます

またカーナビには最新の地図情報も必要になりますが、これに関しては「有償」というケースも少なくありません。しかしこのカーナビは車両購入後3年間は無料でバージョンアップをする権利が付帯されます。地図更新はメーカーにもよりますが、比較的1万円を超えるケースもあり、3年間で3万円以上と考えた場合、その価格も込みで考えれば買い得感はさらに高くなります。

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