J2開幕 23日、V長崎はトラスタで栃木戦

今季の予想布陣

 サッカーJ2の2020年シーズンは23日に開幕し、V・ファーレン長崎は午後2時から諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で栃木と対戦する。「J2優勝、1年でJ1復帰」を掲げた昨季は、チームの融合が進まずに12位。今季はJ1昇格に向け、より攻撃的なサッカーを掲げて選手を補強した。手応えを得て勝負の年を迎える。

 ■<チーム状況>新戦力10人 より攻撃的に

 V長崎は年間42試合のJ2リーグに臨む。最終節の11月22日まで9カ月間(東京五輪期間の7月24日~8月9日は中断)の長丁場となる。さらに昨年4強入りした天皇杯は6月10日の2回戦から登場。トーナメントを勝ち上がれば、3回戦は7月8日、4回戦は8月19日、準々決勝は11月3、4日、準決勝は12月19日、決勝は来年1月1日に予定されている。
 今季は10人の新戦力を補強。J1や海外リーグの経験値が高い即戦力が多く、J2全体を見渡してもリーグトップクラスの顔触れになった。沖縄、宮崎のキャンプでは、J1の5チームと練習試合を行い4勝1敗と上々の仕上がり。システムは「4-4-2」をベースに相手次第で「3-4-2-1」なども試し、ルーキー4人もフィットしていた。全員攻撃、全員守備の連動したサッカーで戦う。
 上位2チームがJ1に自動昇格、3~6位が参入プレーオフに進む。降格してきた磐田と松本、高木琢也前監督が率いる昨年3位の大宮、実績のある指揮官が就任した千葉などがライバルになりそうだ。

C大阪との練習試合のスタメン=宮崎市国際海浜エントランスプラザ

●関連記事

© 株式会社長崎新聞社