ドジャース・ロバーツ監督 ベッツの1番起用を明言

レッドソックスとの大型トレードで2018年アメリカン・リーグMVPのムーキー・ベッツを獲得したドジャースは、新戦力のスター外野手をリードオフマンに据える方針を固めたようだ。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、ベッツを1番打者として起用する方針を明言。ベッツはメジャーでスタメン出場した通算780試合のうち、562試合に1番打者として出場しており、新天地でも慣れ親しんだ打順で試合に出場することになった。

ロバーツによると、ベッツは指揮官と話し合いを行った際に「1番を打ちたい」という希望を伝えたという。「彼は1番を打つのが快適みたいだね。今のところ、我々もその方向で考えているよ」とロバーツ。ただし、「右腕と対戦するときは、打線のバランスを考えて、左打者を1番に置いてムーキーに2番を打ってもらうことも考えている」とも語り、「1番・ベッツ」が基本の方針でありながらも、状況に応じてベッツを他の打順に置く可能性があることを否定しなかった。

また、ベッツの加入により、レギュラーの顔ぶれがある程度固まったと見られるドジャースだが、ロバーツは今季も引き続き、各選手を複数のポジションで起用することを考えているようだ。ロバーツによると、ベッツはライトに固定される見込みだが、コディー・ベリンジャーはセンターと一塁、A.J.ポロックはレフトとセンター、マックス・マンシーは一塁と二塁(場合によっては三塁も)、マット・ビーティは一塁、三塁、レフトで出場する可能性があるという。

「スタメンを組む方法はたくさんあるよ。クリス・テイラーとキケ・ヘルナンデスはどこでも守れるからね」とロバーツ。内外野のあらゆるポジションを守れる2人のユーティリティ・プレイヤーを最大限に活用しながら、対戦相手に合わせてベストの打線を組む方針は今季も変わらない。質量ともに充実したドジャース打線は、今季も他球団にとって大きな脅威となりそうだ。

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