オープン戦が開幕 第1号アーチは本塁打王・ソレアー

日本時間2月22日、オープン戦が開幕し、メジャーリーグのチーム同士が対戦した1試合を含む4試合が行われた。レッドソックス、タイガース、ツインズは大学生のチームと対戦していずれも勝利。唯一のメジャーリーグのチーム同士の対戦となったレンジャーズ対ロイヤルズの一戦では、昨季のアメリカン・リーグ本塁打王のホルヘ・ソレアー(ロイヤルズ)が2020年オープン戦の第1号アーチを放ったものの、レンジャーズが5対4で逆転勝利を収めた。

レッドソックスはノースイースタン大学と対戦した。5回まで両軍無得点の展開となったが、6回裏にライアン・フィッツジェラルドとジャンツェン・ウィッテのタイムリーで3点を先制し、7回表は7番手のエドゥアルド・バザルドが三者凡退に抑える好投。試合は7イニング制で終了し、レッドソックスは3対0で勝利した。

タイガースはサウスイースタン大学と対戦した。先発のタリク・スクーバルが2回5奪三振無失点の快投を見せたタイガースだったが、2番手のロニー・ガルシアが4回表に2失点。5回裏にダウェル・ルーゴの2点タイムリーで追い付くも、6回表に遊撃のセルジオ・アルカンタラのタイムリーエラーで2点を勝ち越された。直後の6回裏にフランク・シュウィンデルの2点タイムリー二塁打で同点とし、9回裏には無死1・2塁からダニエル・ピネイロがセンターへのタイムリー二塁打。劇的なサヨナラ勝利となり、なんとか5対4で勝利を収めた。

ツインズはミネソタ大学と対戦した。序盤から相手のミスなどで得点を重ねたツインズは、1回から3回まで4点ずつを奪い、大量12点をリード。5回裏にラモン・フローレスのタイムリーで2点、6回裏にコディ・アッシーとコディ・イーブスの押し出し四球で2点を追加し、16対0で大勝した(7イニング制)。

レンジャーズ対ロイヤルズの一戦は、1回裏にロイヤルズがソレアーの1号2ランで先制し、6回裏にはライアン・オハーンにも1号ソロが飛び出して3点をリード。しかし、レンジャーズは7回表にライアン・ドロウのタイムリーで2点差に迫ったあと、ロブ・レフスナイダーの1号2ランで同点に追い付いた。8回裏にカリル・リーのタイムリーで勝ち越しに成功したロイヤルズだったが、9回表に登板した8番手のチャンス・アダムスが二死1・2塁のピンチを招き、ヘンリー・ラモスのタイムリーに味方のエラーが重なって2失点。レンジャーズは土壇場で試合をひっくり返し、5対4で逆転勝利となった。

なお、明日(日本時間2月23日)は16試合が行われる予定となっており、全30球団が2020年のオープン戦をスタートする。

© MLB Advanced Media, LP.