久石譲、Apple Digital Mastersのニューアルバムを発表!

久石譲がApple Digital Masterの高音質でマスタリングされたニューアルバム「Dream Songs: The Essential Joe Hisaishi」を全世界でリリースした。Appleの最新のエンコーダにより、レコーディングスタジオで作られた24ビットのオリジナル音源とほとんど区別がつかないクオリティでのストリーミングが、可能となる。

久石譲は2月上旬に、カリフォルニアのApple本社から来日したApple Digital Mastersの技術者によるリスニングセッションに参加した。ジャズやクラッシックなど、様々な楽曲をApple Digital MastersとCD音源で聴き比べをしたのち、久石譲は、「Apple Digital Mastersの方が好きかも!ADM is good! 高音域が聞こえるね。とても良い音だと思いますよ。」「スーパー・ナチュラル・サウンドだった。」とコメントした。Apple Digital Mastersでは、高解像度マスター音源をすべてのサウンドを余すところなく捉えるので、CDのダイナミックレンジを上回る。久石譲はまた、「ストラヴィンスキーの春の祭典の録音がもうすぐ出るんだけど、レンジがとても広い曲だから、このシステムで聞いたらどうなるか気になるね。素晴らしいシステムだと思う。もっとこれで聞きたい。ベートーヴェンも聴きたかった。きっと素晴らしいだろうから。綺麗な音に仕上がってるね。」と付け加えた。

Apple Digital Mastersが提供する妥協のないスタジオ品質のサウンドは、元となるマスター音源と耳で聴きくらべても実際に区別できないほどだ。ノイズの少なさと原音に対する忠実度はかつてないレベル。オリジナル音源との実質的な違いはファイルサイズで、256kbps AAC にエンコードされたトラックはストリーミング/ダウンロードに要する時間・データ量どちらも少なくて済むため、より多くの楽曲を持ち歩けるばかりか、ロスレス音源と同等かそれ以上の音質が楽しめる。

「One Summer’s Day (from “Spirited Away”)」や「もののけ姫組曲 (Live at すみだトリニティーホール / 2006)」が収録されたApple Digital Masterによるニューアルバム「Dream Songs: The Essential Joe Hisaishi」を、臨場感あふれるApple Musicで聴いてみよう。また、今回のニューアルバムに加え、久石譲の過去にリリースされたアルバム30作品もApple Digital Mastersとして同時に配信がスタートしたので、こちらもチェックしてみよう。

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