2020シーズンの明治安田生命Jリーグがついに開幕。欧州でもCL・ELが再開し、引き続き熱戦が繰り広げられている。
そうしたなか最近光っているのが、神奈川県川崎市出身のサッカー選手の活躍だ。
現在プレーするクラブはそれぞれ異なるが、特に東京五輪世代以降で増えている「川崎市出身」の選手たち。その中でも注目度が高い5名をピックアップしてみた。
仲川輝人
1992年7月27日生まれ(27歳)
川崎フロンターレU-15→U-18→専修大学→横浜F・マリノス(※FC町田ゼルビアとアビスパ福岡へ期限付き移籍)
昨年、大ブレイクしたJリーグ屈指のスピードスター。
161cmと小柄ながら、横浜F・マリノスの攻撃サッカーで持ち味をフルに発揮しゴール・アシストを量産。チームを優勝へ導き自身もJリーグMVPに輝いた。
背番号の23はチームスポンサーの日産自動車(ニッサン)に由来。オフにはMVPのご褒美で日産から青の『GT-R』が贈呈された。川崎区出身?
三好康児
1997年3月26日生まれ(22歳)
川崎フロンターレU-12→U-15→U-18→川崎フロンターレ(※北海道コンサドーレ札幌と横浜F・マリノスへ期限付き移籍、ロイヤル・アントワープへ期限付き移籍中)
コパ・アメリカ2019、ウルグアイ戦の2ゴールで鮮烈な印象を残した攻撃的MF。
東京五輪世代では日本代表の常連で、札幌、横浜FMへの期限付き移籍で大きく成長。アカデミー同期の板倉滉(※こちらは横浜市出身)に続く海外移籍を果たした。
アントワープではデビュー戦で初ゴールを記録するも、その後は怪我もあり出場機会がなかなか得られていない。多摩区出身。
田中碧
1998年9月10日生まれ(21歳)
川崎フロンターレU-12→U-15→U-18→川崎フロンターレ
2019シーズン、Jリーグ・ベストヤングプレーヤー賞を受賞した新進気鋭のボランチ。
アカデミー時代は全国的にほぼ無名、世代別代表にも縁がなかった。しかし2017年にトップチームへ昇格すると、中村憲剛、大島僚太らの薫陶を受け、飛躍的に成長。
今では東京五輪世代の主力となり、A代表へのステップアップも期待されている。宮前区出身。
久保建英
2001年6月4日生まれ(18歳)
川崎フロンターレU-10→バルセロナ→FC東京U-15→U-18→FC東京(※横浜F・マリノスへ期限付き移籍)→レアル・マドリー(※マジョルカへ期限付き移籍中)
言わずと知れた日本代表のニュースター。
10歳でバルセロナへ加入し、一時帰国を余儀なくされたものの昨年FC東京で大活躍。18歳となった直後にレアル・マドリーへ電撃移籍した。
ローン先のマジョルカではチームのスタイルに苦しんでいるが、21日のベティス戦でラ・リーガ2点目&アシストを記録している。麻生区出身。
西川潤
2002年2月21日生まれ(18歳)
横浜F・マリノスジュニアユース→桐光学園高校→セレッソ大阪
久保と同学年で、海外の強豪クラブからも熱い視線が送られているレフティ。
昨年は5月のU-20ワールドカップに飛び級で出場。10月のU-17ワールドカップでは日本代表の10番を背負った。
セレッソ大阪では昨年すでに特別指定選手としてルヴァンカップとJ1でデビュー済み。
海外移籍の可能性も含め、今季のルーキーの中で特に注目されている一人だ。麻生区出身。