きょう22日(土)、気象庁は関東地方で「春一番」が吹いたと発表し、九州北部でも昨夜からけさにかけて「春一番」が吹いたと発表した。

　きょうは日本海を進む低気圧に向かって、南寄りの風が吹き込み、西日本から東日本の沿岸を中心に南寄りの強風となっている。関東は、南部を中心に南風が吹き込み、気温も上昇しているため、東京管区気象台は春一番が吹いたと発表した。きょうの予想最高気温は、東京で18℃となっている。

　また、九州北部では、昨夜から風が強まり、気温も上がっていたため、福岡管区気象台は九州北部で春一番が吹いたと発表した。

　春一番は、強風に注意を呼びかけるものでもあり、関東では南部を中心に午後も南風の強い状態が続くため、注意が必要だ。また、気温が高く、風が強いため、花粉も多く飛ぶものとみられるので、注意したい。

【関東　最高気温・最大瞬間風速(きょう22日12時まで)】
東京　17.7℃　南南西17.7メートル（午前11時3分）
横浜 　16.6℃　南西20.3メートル（午前11時52分）
千葉 　16.6℃　南西16.7メートル（午前11時36分）

【九州北部　最高気温・最大瞬間風速(21日～22日午前9時まで)】
福岡市中央区 　17.1℃　南東16.1メートル（22日午前3時3分）
大分市長浜 　14.4℃　南南西12.1メートル（22日午前0時18分）

春一番について

　春一番は、立春から春分の間に低気圧が日本海を進み、暖かな南風が強く吹いて、前日より気温が上昇した最初の日に発表される。気象庁では、九州から関東にかけて春一番の発表しており、今年は北陸・東海・四国ですでに発表されていた。基準を満たさず発表されない年もある。