<レスリング>【2020年アジア選手権・特集】笹山秀雄・女子監督の話

(2020年2月21日、インド・ニューデリー)


 ■笹山監督・女子監督(自衛隊)の話「川井梨紗子は小さい選手になかなか入り込めない部分があるので、そこをもっと強化すれば、さらによくなってくると思う。絶対ということはないので、そのあたりをしっかり強化してやっていきたいと思います

 川井友香子はもともと世界チャンピオンになれる選手。精神面とか、赤石副本部長についてもらってマンツーマンで見てもらって、外から組んでいた組み手が内から組むようになり、そのあたりが今回しっかりできたと思います。これからまたしっかりやってほしい。今回は攻めが少なかったので、しっかり攻めて、取れて、組み手もしっかりできるようにやっていければ、オリンピックで一番になれるんじゃないかなと思っております。

 向田真優は、自分では(相手は)返ったと思ったらしいんですけど、ちょうどかみ合ったのか、相手が後ろ向きだと思ったら前を向いてたと。そういったちょっとしたミスがこういう風になると実感したと思う。こういったミスをなくすために、今回こういったこともあってよかったのかなと思います。これを反省して、しっかりオリンピックまでの期間強化していければなと思います。

 (中国と北朝鮮が出場せず)内定選手はやりたかったっていう部分もあるんですけど、仕方ない。(選手数が少なく)ランキング・ポイントがあまり積めなかったのも仕方がないですよね。どうにもならないので。ポイントで足したいのであれば(6月の)ポーランド国際大会もあるので、そこで取りに行かせたいと思います。何ポイントついたか、あとどういう風になってるか確認しながら、選手と相談して最終的には決めたいと思います」

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