体動かす楽しさ知って 肢体不自由児の体験会企画 琉大病院、五輪後に開催

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 手足に欠損や障がいがある子どもたちに体を動かす楽しさや挑戦する心を体感してもらおうと、琉球大学医学部付属病院リハビリテーション部は「沖縄キッズランニングスクール・車いすスポーツ体験」を企画している。29日開催予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け延期となった。開催は東京オリンピック後を予定している。

 作業療法士や理学療法士、医師や保育士などで構成されたイベント運営委員の会議が20日、浦添市の砂田義肢製作所であった。運営委員の代表を務める神谷武志さん(45)は「子どもたちに体を動かす機会を与えたい。筋肉や心肺機能を鍛えるだけでなく、親のそばから離れて自立する時間をつくりたい」と語る。

 障がい児のスポーツイベントを展開する「一般社団法人ハビリスジャパン」や東京大学の協力の下、県内で初開催となる。東京パラリンピック代表に内定した車いす陸上の上与那原寛和さん、男子走り幅跳びの山本篤さん、五輪に4大会連続で出場し、今回も代表入りを目指す車いすラグビーの仲里進さんが参加し、子どもたちと一緒に体を動かしたり、スポーツ用車いすに触れる機会をつくる。

 足の速さなどの身体測定を通して、参加者が自分自身に挑戦する機会をつくる。事務局長の渡久知かおりさん(33)は「リハビリで子どもたちと関わると、『できない』という言葉をよく聞く。イベントに参加することで『できない』を『やってみる』に変えるきっかけにしたい」と語る。

 日程や会場は調整中。開催日時が決まり次第、参加者を募集する。

 (上里あやめ)