中国帰国児童受け入れ県内学校対応苦慮 新型肺炎

 新型コロナウイルスの流行で混乱が続く中国から帰国した児童の教育の場を確保しようと、県内の学校現場が腐心している。宮崎日日新聞の調べでは、感染が拡大した2月以降、県央、県西部の小学校5校が、転入や一時帰国した計9人(21日現在)の児童を受け入れている。いずれも家族も含め健康状態に問題はないが、他県では新型コロナウイルスに関するいじめが確認されており、学校は保護者宛てに人権への配慮を求める文書を配布するなど異例の対応を取っている。

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