V・ファーレン長崎 栃木戦へ手応え十分 再びJ1に いざ出陣 J2開幕

2020年シーズンに臨むV・ファーレン長崎(c)J.LEAGUE

 サッカーの明治安田J2は23日に開幕し、各地で第1節の計11試合が行われる。V・ファーレン長崎は午後2時から諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で栃木と対戦。リーグトップレベルの強力布陣でJ1昇格に向けたスタートを切る。

 12位に終わった昨季からの雪辱を期し、今オフに大型補強を敢行。南米出身の4人をはじめ、J1からの移籍組やルーキーら新加入選手がポジション争いを活発化させている。プレシーズンは他クラブとトレーニングマッチ10試合を行って9勝1敗。上々の手応えを得て初陣を迎える。スタメンやベンチ入りの顔触れも注目される。
 初戦の栃木は昨年11月のホーム最終戦(第41節)で敗れた相手。昨季20位と首の皮一枚でJ3降格を免れたクラブだが、高い守備意識から繰り出すショートカウンターに注意が必要だ。加えて、昨季まで7年間V長崎に在籍した高杉を獲得している点を十分に警戒したい。
 21日の練習後、囲み取材に応じた手倉森監督は「今年こそは、と思って取り組んできた。まず勝ち点3を取れば自信になる。勝利に向かっていく姿勢を示す」と意気込んだ。
 新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、スタジアムの運営スタッフはマスクを着用。一般客にも着用を呼び掛け、入場口とトイレに消毒液を置くなどの対策をする。

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