『瑞宝太鼓』 3月7日長崎公演 感謝の気持ち込める 知的障害者のプロ和太鼓グループ

長崎公演に向けて張り切る瑞宝太鼓のメンバー=長崎新聞社

 雲仙市瑞穂町を拠点に活動する知的障害者のプロ和太鼓グループ「瑞宝太鼓」(岩本友広団長・15人)が3月7日午後6時半、長崎市魚の町の市民会館文化ホールで長崎公演(長崎新聞社など後援)を開く。メンバー3人が長崎新聞社を訪れ、「プロとして活動を始めもうすぐ20年。これまで支えてくれた方々に感謝の気持ちを込めて演奏したい」とPRした。
 瑞宝太鼓は社会福祉法人「南高愛隣会」(諫早市・田島光浩理事長)の事業所の一つ。国内で年間約100公演を重ね、フランスなど海外での演奏経験もある。今年は東京パラリンピック開会式のアトラクションに参加することを目標に、練習に励んでいる。
 長崎公演では、パラリンピックへ向けて制作した新曲「WA The Nippon(ワ ザ ニッポン)」を初披露するほか、レパートリー約10曲を勇壮なばちさばきで聴かせる。
 メンバーの坂田一星(いっせい)さん(28)は「一人一人の個性は異なるが、演奏ではぴったり息が合う。舞台で輝く姿を見てほしい」と話す。
 チケットは、全席指定一般3千円、高校生以下・障害者手帳所持者は2千円。浜屋プレイガイド、チケットぴあなどで販売中。

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