【MLB】ア軍OP戦で大ブーイング、批判ボードは即没収 米メディア皮肉「今もサインを盗んでいる」

OP戦初戦の行方をベンチで見届けたアストロズのホセ・アルトゥーベ【写真:Getty Images】

ナショナルズとのOP戦では試合前に大ブーイング

 メジャーリーグは本格的にオープン戦がスタートした。注目を浴びたのはサイン盗み問題で批判が集まっているアストロズ。22日(日本時間23日)のナショナルズとの試合は雨天中止となったが、“厳戒態勢”の中で行われたことを複数の米メディアが伝えている。

 この日、アストロズのスタメンには2017年の世界一メンバーや主力の名前はなく、ナインたちが姿を見せると大きなブーイングが起こった。地元メディア「ヒューストン・クロニクル」のチャンドラー・ローム記者は自身のツイッターで「彼らのラインナップは、メジャーリーグでの合計の打席数が323である。9人の中のだれも、2018年までメジャーリーグでプレーしなかった」と指摘。

 米スポーツライターのジェシー・スペクター氏もこれに反応し「アストロズは、こうなることが分かってて今日のラインナップを決めたみたいだね」と、サイン盗みで批判を浴びる主力選手がスタメンから外れたことを皮肉っていた。

 また、試合前の国歌斉唱が終わったあとに球場のファンが「ヒューストン・(アスタリスク)」と書かれた紙を掲げていたが、球場のセキュリティに没収される事態も起きた。疑問符、注釈が付く“疑惑の世界一”とファンは批判したが、それを許さなかったようだ。

 米メディア「NBC」のアハメド・ファリード記者はファンが球団セキュリティに没収される動画を添え「MLBはいつになったら、アストロズが、MLBに取り返しのつかないダメージを与えていることに気が付いて、オーナーシップを変えるようにさせるのか?」と伝え、「USAトゥデイ」のアンディ・ジョセフ記者も「アストロズは今でもサインを盗んでいる」と、皮肉を込めファンのサインボートを“盗んだ”ことを伝えていた。(Full-Count編集部)

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