【MLB】大谷翔平、5月投手復帰へ初ブルペン入り 捕手座らせ20球、指揮官「始めないと」

今キャンプ初のブルペン投球を行ったエンゼルス・大谷翔平【写真:盆子原浩二】

マドン監督は当初は「きっと3月中旬」と説明も…二刀流継続も“確約”「長い目で見たい」

 エンゼルスの大谷翔平投手が23日(日本時間24日)、今キャンプ初のブルペン入りを果たした。当初は3月中旬にブルペン入りすると説明していたジョー・マドン監督は「5月半ばを(投手復帰の)目処にすると、今日くらいから始めないといけない」と説明した。

 大谷はウォーミングアップが終わると、キャッチボールを63球行ってからブルペン入り。捕手を立たせ4球を投げてから、座らせて10球。インターバル1分を挟み、さらに10球を投げて、クールダウンに入った。約8分間のピッチング練習。捕手を座らせての投球は20球だった。

 ブルペン入り前に報道陣に対応したマドン監督は「(ブルペン入りは)腕を動かすことを目標としたもの。5月の半ば頃までに彼が投げられるようにするためで、それを目処に準備していっている。5月半ばを目処にすると今日くらいから始めないといけないので、今日ブルペンで投げる」と説明。当初は「きっと3月中旬」と説明していたが、3週間ほど早いブルペン入りとなった。

 さらに、投手復帰日については「我々としては目処にしている日はあるけど、自分自身それが何日なのかは分かっていないし、自分としては今の瞬間で生きているので、将来のことはそんな重要なことではない。その日はあるかもしれないけど、変わるかもしれないので言えない」と話すにとどめた。

 二刀流復活のシーズン。デビューイヤーのように、メジャーを席巻する活躍が期待されるが、メジャー屈指のアイデアマンとして知られる知将は「彼に対してはすごく面白い選手だと思うし、僕としては、今の過程を(大谷が)続けた上で長い目で見て、最終的にどんな感じになるかを見守りたい」と、当面は二刀流を継続させることを“確約”。さらに「彼が二刀流として成功すれば、プロでもマイナーリーグで取り入れることができるし、大学野球でも二刀流で育てることも出てくるのではないか」と期待を寄せていた。(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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