ドージャーがパドレスとマイナー契約へ 2016年に42本塁打

日本時間2月24日、パドレスがフリーエージェントの二塁手、ブライアン・ドージャーとマイナー契約を結ぶことで合意に達したことが明らかになった。身体検査を経て、早ければ日本時間2月25日にも招待選手としてスプリング・トレーニングに合流する見込みとなっている。昨季ナショナルズでワールドシリーズ制覇を経験した元オールスター二塁手が、パドレスの正二塁手争いに加わることになった。

パドレスのジェイス・ティングラー監督は、ドージャーについて「彼は2年連続でワールドシリーズの舞台を経験している。これまでに残してきた成績も本当に素晴らしい。彼はこれまでにたくさんの強豪チームでプレイしてきた。特にここ数年はね。彼がチームに加わってくれるのは嬉しいよ」とコメント。ツインズの正二塁手として2015年にオールスター・ゲームに選出され、2017年にはゴールドグラブ賞を受賞し、2018年にドジャース、2019年にナショナルズでメジャー最高峰の戦いを経験した32歳のドージャーには、小さくない期待がかけられている。

昨季のドージャーは、ナショナルズで135試合に出場して打率.238、20本塁打、50打点、OPS.771を記録。ツインズ時代の2016年に42本塁打、翌2017年も34本塁打を放っており、シーズン20本塁打以上は2014年から6年連続となっている。メジャー8年間の通算では打率.245、192本塁打、OPS.768をマーク。左腕に強い右打者であり、昨季は左腕に対してOPS.900、キャリア通算でもOPS.855の好成績を残している。

パドレスの内野陣は、一塁のエリック・ホズマー、三塁のマニー・マチャド、遊撃のフェルナンド・タティスJr.と二塁以外の3ポジションは不動のレギュラーがおり、ドージャーはジュリクソン・プロファー、グレッグ・ガルシア、タイ・フランス、エステバン・キロス、オーウェン・ミラー、ジェイク・クロネンワースらと正二塁手の座を争うことになる。現時点での本命はプロファーだが、これまでの実績を考えれば、ドージャーにも定位置獲得のチャンスは十分にありそうだ。

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