核問題、平和 気軽な感覚で 大学生有志が催し 長崎

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学生や川崎氏らが登壇したパネルディスカッション=長崎市立図書館新興善メモリアルホール

 流行を楽しむ感覚で、若者らに核問題や平和について気軽に考えてもらうイベント「タピる?映える?核兵器廃絶する?~2020年、オリンピックと一緒に被爆75年を考えよう~」が24日、長崎市興善町の市立図書館新興善メモリアルホールであった。若者ら40人が、パネルディスカッションなどを通じ理解を深めた。
 大学生有志で構成し、県内外の小中学校などで出前の平和講座に取り組む「ピースキャラバン隊」と、非政府組織(NGO)「ピースボート」が企画した。
 イベントでは、同隊の光岡華子さん(24)=長崎大大学院1年=が「平和の祭典」とされる五輪の開催が東京で迫る中、「今、世界は平和なのか」と問題提起した。
 ピースボートの川崎哲共同代表(51)は、核不拡散条約(NPT)などについて説明。参加者に対し「核兵器禁止条約の採択など、社会は歴史的に見て変わってきた」とした上で「なぜ核兵器だけは無くすことができないのかということを、むしろ疑問に思ってほしい」と若い世代に訴えた。
 川崎氏や同隊メンバーら計4人によるパネルディスカッションもあった。管宇鵬さん(21)=同大2年=は「『若者には社会を変えていく力がある』という考え方を、もっと若者で共有できたらいい」と語った。