レッズの新戦力が好スタート 田澤は1回無失点でホールド

日本時間2月25日、レッズはオープン戦でレンジャーズと対戦し、今季からチームに加わったニック・カステヤーノスが「3番・ライト」、マイク・ムスターカスが「4番・二塁」でスタメン出場し、新天地での実戦デビューを飾った。カステヤーノスは二塁打、ムスターカスは1号ソロとそれぞれ長打を放つ上々のスタートを切り、1点リードの8回表に7番手として登板した田澤純一は1イニングを無失点に抑えてホールドを記録。レッズは9対6でレンジャーズを破ったが、秋山翔吾に出場機会はなかった。

上位進出を目指して積極的な補強を展開したレッズが、徐々に強力打線のベールを脱ぎつつある。この日はともに4年契約で加入したカステヤーノスとムスターカスが初出場となり、3番カステヤーノスは4回裏二死一塁で迎えた第3打席でレフトへのタイムリー二塁打を放って3打数1安打1打点。一方、4番ムスターカスは1回裏の第1打席で死球を受けたあと、3回裏の先頭打者として迎えた第2打席で右中間への1号ソロを放ち、4回裏の第3打席では四球を選んで全打席出塁となった。

デービッド・ベル監督は「彼らがレッズのユニフォームを着てプレイしている姿を見るのは良いね。本当に状態が良さそうだった。初出場だったけど、タイミングはしっかり取れていたし、準備ができているように見えたし、積極的にプレイしていた」とコメント。「積極的にスイングしていたけど、ボールもしっかり見えていたみたいだね」と新加入のスラッガー2人の仕上がり具合に頼もしさを感じたようだ。

また、レッズ傘下のマイナーに所属している田澤もオープン戦初登板。8回表先頭の7番アンディ・イバニェスにヒットを許し、一塁への牽制が悪送球となったものの、三塁を狙ったイバニェスはタッチアウトとなり、8番ヤディエル・リベラを空振り三振、9番オスレイビス・バサベをレフトフライに打ち取った。1点のリードを守った田澤にはホールドが記録され、8回裏に2点を追加したレッズは9対6で勝利。田澤は1イニングを投げて被安打1、奪三振1、無四球、無失点という内容だった。

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