人吉市とアウトドア用品メーカーのスノーピーク(新潟県三条市)は20日、アウトドア活動のノウハウを生かした地方創生の取り組みで協力・連携するための包括協定を結んだ。
協定締結は、市が昨年7月、同社の関連会社の助言を受けて、市まち・ひと・しごと総合交流館内にアウトドア感あふれるコワーキングスペースを開設したことがきっかけ。
この日はコワーキングスペースで締結式があり、同社の後藤健市取締役と松岡隼人市長が協定書にサイン。後藤取締役は「協定によって、地方のモデルになるような取り組みができるだろうとわくわくしている」と話した。
市によると、同社と連携しながら自然環境を活用した地域活性化や子どもたちの育成、観光施設・資源の有効活用などに取り組んでいくという。
同社は2017年、熊本市とも観光振興や災害対応などで包括協定を結んでいる。(吉田紳一)
熊本日日新聞 2020年2月21日掲載