【開催中止のお知らせ】世界遺産登録15周年記念「歩こう!未体験のケイケン。空海の道」 3月21日(土)

【開催中止のお知らせ】世界遺産 紀伊山地の霊場と参詣道 世界遺産登録15__周年記念
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高野山へ歩いてお参り!「高野参詣道町石道」を語り部の案内で歩くツアー

2月6日(木)9時に配信した本件リリースイベントは開催中止になりました。

<中止の理由> 新型コロナウィルスの感染拡大の防止という観点から中止といたしました。

\---以下、2月6日(木)9時に配信したリリースです---
かつらぎ町観光協会(和歌山県かつらぎ町)及び一般社団法人高野山麓ツーリズムビューロー(和歌山県橋本市)は、高野山へ至る参詣道「町石道」(約20km、高低差700m、所要時間約8時間)を、語り部の案内で歩くツアーを3月21日(土)に実施します。

3月21日は、真言宗の開祖弘法大師空海が入定(にゅうじょう)した日であり、「御影供(みえく)」と呼ばれ、高野山や周辺集落にとっては特別な日でもあります。
高野山では、ツアー参加者だけの特別法要を行います。高野山の荘厳な雰囲気、参詣道の森林の清々しさ、地域の方のお接待のあたたかさ、一歩一歩自分自身と向き合い、弘法大師空海を感じながら歩く特別な一日です。

-おススメポイント-

★初めてでも安心!
語り部の案内つきです。もしものリタイアは車で送迎します。

★弘法大師空海の高野山へ!
泊まってゆっくり過ごすのがおススメ。前日・当日の宿泊施設をご紹介します。
大きなお荷物は預かります!

★特別な体験!
95年ぶりに復活する地域のお接待。高野山では、壇上伽藍にて特別法要がございます。

●ツアー概要

※御影供
真言宗の開祖弘法大師空海は835年3月21日に入定(にゅうじょう)しました。この入定の日に行う法会を「御影供」といい、真言宗では大師の恩恵への感謝を表すために御影(みえい)=(おすがた)をかざり、法要を行います。3月21日の入定の日に行う法要を正御影供(しょうみえく)、3月以外の月の21日に行う法要を月並御影供(つきなみみえく)と呼んでいます。旧暦の3月21日は旧正御影供といい、前夜祭である、御逮夜(おたいや)には伽藍境内に花とろうそくを備え、年に一度しか内拝することができない御影堂内で御影に手を合わすことができます。

<旧正御影供>

※入定
真言宗では、弘法大師空海は永遠の禅定(ぜんじょう)(悟りを開くための無我の境地)に入ったとされています。高僧の死を意味する入滅でもなく寂滅でもなく「入定」と表現されるのはこのためです。奥之院の弘法大師ご廟では、入定後から現在まで毎朝6時と10時30分に、弘法大師空海の食事を届ける「生身供(しょうじんぐ)」の儀式が欠かさず行われています。

<弘法大師空海>

※お接待
高野山へ至る参詣道「町石道」には、「接待場(和歌山県かつらぎ町教良寺)」という場所があります。そこには弘法大師空海の石像があり、この石像を拝むと遠く高野山奥の院の御廟を望むと言われています。その場所で毎年御影供に、村の有志の人たちが高野詣の人々に握り飯や湯茶の接待をしたことから、「接待場」と言い伝えられています。大正14年に南海高野線が高野下まで開通し、椎出・極楽橋間には高野登山自動車道が運行されたことに伴い、町石道を歩いて高野詣をする参拝者が激減したそうです。お接待もそれに伴い行われなくなりました。昭和、平成と時が過ぎ、令和になって、地元教良寺地区のみなさんがこの度お接待を復活させることになりました。

<接待場>

※町石道
鎌倉時代、覚きょう上人の発願により、20年の歳月をかけ、朽ちた木製卒塔婆の代わりに石造の五輪塔形の町石が1町(109メートル)ごとに建てられました。仏教では、「宇宙を形成する物質は、空・風・火・水・地の5つの要素からなる」と説かれています。この5つの構成要素を宝珠、半月、笠、円、方形にかたどったのが五輪塔で、梵字(サンスクリット文字)で空風火水地を意味する言葉が刻まれており、かつて町石道を登り高野山へお参りする人々は、町石ごとに足を止め祈りを捧げたといいます。

<町石道>