山梨県では指定する山域への登山には登山計画書の提出を義務化しました

[山梨県]

 平成28年に山梨県山岳遭難事故の発生状況が過去最高となったことを踏まえ、平成29年10月、登山の安全確保を目的とする「山梨県登山の安全の確保に関する条例」が制定されました。

 条例では、県は登山者が安全に登山ができる環境づくりと登山者に安全登山を啓発する責務を負い、登山者は自らの責務として登山は危険をともなう活動であることを認識し、十分な準備と適切な計画の上で登山をするよう努めることとしています。

 また、登山の安全確保を推進することが特に必要と認められる

  • 富士山   六合目より上
  • 南アルプス 白根三山、甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山 等の一部の山域
  • 八ヶ岳   赤岳、権現岳、編笠山 等の一部の山域

を「安全登山推進区域」として指定し、平成30年10月からこれらの山域に登山する際は、登山計画書の提出を努力義務としました。

 さらに、令和元年7月には、登山に伴う危険が特に大きく登山の安全確保を重点的に推進することが必要と認められる

  • 富士山   3,000m以上(概ね八合目以上)
  • 南アルプス 白根三山、甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山 等の一部の山域
  • 八ヶ岳   赤岳、権現岳、編笠山 等の一部の山域

を「安全登山推進重点区域」として指定し、これらの山域を12月1日から翌3月31日までの期間に登山する際は、登山計画書の提出を義務としました。

 県内外から多くの登山者が訪れる富士山、南アルプス、八ヶ岳は、人気の山岳である一方、山の難易度や体力度は高く、死亡者を含む遭難事故が発生しています。

 登山者が安全に登山をするためには、登山前に登山ルートや必要な装備品、食料等を確認しておくことが必要です。登山計画書には登山ルート等の他、登山者自身の氏名や連絡先、家族など緊急時の連絡先を記載しておくことで、万が一の遭難時には命を繋ぐための重要な情報源になります。

 また、山梨県では平成27年に「山梨県 山のグレーディング」を設定し、山梨百名山の登山ルートごとの難易度、体力度を公表しています。

 登山者の皆様には「山のグレーディング」を参考に「自分の力量にあった山選び」をしていただき、条例に基づき安全登山のために登山計画書の作成と提出をお願いします。

 登山計画書の提出先は、メール(tozanpost@pref.yamanashi.lg.jp)、FAX、郵送、「山と自然ネットワーク”コンパス”」で受け付けています。

 指定山域や登山計画書提出先、山のグレーディング等の詳しい情報は、山梨県ホームページ「山梨の登山・山岳情報ポータル」

(https://www.pref.yamanashi.jp/kankou-sgn/tozan_sangakujouhou.html)

をご確認ください。

登山計画書提出義務化.pdf