履歴書は文字の大きさが決め手!適切な文字数・余白・フォントも解説

就職活動や転職活動の際の不可欠なのものに履歴書があります。内容はもちろんですが、作成する際には文字の大きさなどにも気をつけることが大切です。少し意識するだけで、履歴書が格段に読みやすく良い印象を与えるものに仕上がります。当記事では、履歴書に適切な文字の大きさや文字数、余白、フォントなどについてご紹介します。

履歴書に適切な文字の大きさは?

まずは履歴書に適切な文字の大きさを、手書きとパソコン作成のそれぞれで見ていきましょう。

履歴書の文字は、小さすぎても大きすぎても読みにくくなってしまいます。履歴書を作成する際は、読み手を意識して文字の大きさなどを調整すると良いでしょう。

【手書き】やや大きめが読みやすい

手書きで履歴書を作成する場合は、読みやすさを意識してやや大きめに書きましょう。小さい字でびっしりと書かれた履歴書は、内容に関わらず相手の読む気を削いでしまいます。漢字に対してひらがな・カタカナはやや小さめに書きます。漢字の7〜8割を目安にするとバランス良く見えます。履歴書を作成した後に、読みやすいかどうかをほかの人にチェックしてもらうのも良いかもしれません。

参考

手書きのコツ|ZEBRA

【パソコン作成】大きさの目安は10.5〜11ポイント

履歴書をパソコンで作成する場合は、文字の大きさを10.5〜11ポイント程度にすると読みやすくなります。ただし、使用するフォーマットにより多少の違いはありますので、全体のバランスを確認しながら調整しましょう。一般的にワードの初期設定が10.5ポイントとなっていることからも、読みやすい文字の大きさと言えるでしょう。

参考

【履歴書の文字の大きさとフォント】パソコンで作成する場合のコツ|就活の未来

見出しは大きめに書く

履歴書の基本情報「氏名」「住所」など、各項の見出しは大きめの文字で書きましょう。パソコン作成の場合は、13〜16ポイントが目安です。履歴書の文字の大きさはそろえて書くのが基本ですが、大きめの枠の中に記入する氏名や住所は、読みやすいようほかの部分より大きめに書きます。ただし、これもフォーマットにより若干の違いがありますので、全体のバランスを見ながら適宜大きさを調整しましょう。

参考

【履歴書の文字の大きさとフォント】パソコンで作成する場合のコツ|就活の未来

【手書き】履歴書の書き方のポイント

最近では履歴書をパソコンで作成する方も多いですが、ていねいに書かれた手書きの履歴書からは、その人の性格や熱意が伝わります。ここでは、履歴書を手書きで作成する際の書き方のポイントを紹介します。

文字の大きさは統一する

見出し以外の本文は、文字の大きさを統一することが大切です。「自己PR」や「志望動機」はどうしても文字数が多くなるため、文字を小さく書いて調整する人もいます。しかし、項目ごとに文字の大きさを変えてしまうと全体のバランスが悪くなり不自然に見える可能性があるので、避けた方が無難です。ただし、枠が小さければサイズを変更して枠内に収めるようにします。

読みやすいようていねいに書く

履歴書を手書きで作成する際は、多少字のうまい下手があったとしても、時間をかけてていねいに書くことで読みやすいものに仕上げることができます。また、字を書くことが苦手な人でも、相手の読みやすさを考えて書かれた履歴書は、読み手への配慮が伝わり良い印象を与えます。

【パソコン作成】履歴書の書き方のポイント

それでは、履歴書をパソコンで作成する際のポイントをご紹介します。全体のバランスを見ながら文字の大きさを調整するようにしましょう。

フォントは「明朝体」

パソコンで履歴書を作成する際はフォントにも気を配りましょう。内容が同じであってもフォントが違うだけで印象がかなり変わります。履歴書で使用するフォントは標準搭載のみで、「明朝体」が基本です。それぞれ好みのフォントがあるかもしれませんが、カジュアルすぎたり読みづらかったりするとマイナスイメージにつながる可能性もありますので、履歴書には「明朝体」のようなフォーマルで無難なフォントを使用しましょう。ただし、見出しのフォントを「ゴシック体」にするのはOKです。

英数字は「半角」が一般的

履歴書の英数字は、明朝体の「半角」が基本です。ただし、企業によっては「全角」を使うところもあるので「全角」でも問題ありません。大切なのは、履歴書内の英数字を「半角」または「全角」に統一することです。「半角」と「全角」では文字の大きさがかなり違うため、統一できていないと読み手に違和感を与えてしまうかもしれません。職務経歴書を含め、提出書類全体を「半角」に統一するのがおすすめです。

空白部分をなるべく作らない

履歴書の空白部分が多いと、意欲が低いと受けとられてしまう可能性があります。なるべく空白がないように記入していきましょう。例えば、「趣味・特技」の項目に記載するときは、以下のように詳細に書くことで、余白が少なくなります。

<好ましくない例>

<好ましい例>

「志望動機」と「自己PR」の文字の大きさは?

履歴書は、全体に文字の大きさを統一するのが基本です。これは、「志望動機」や「自己PR」の欄も同様です。「志望動機」「自己PR」の文字も、基本的にほかと同じ10.5〜11ポイントに設定しましょう。

300〜400文字程度で文字の大きさを調整

履歴書の「志望動機」や「自己PR」欄は、企業に自分をアピールする大切な項目です。書きたいことはたくさんあるかもしれませんが、300〜400字程度にすると読みやすくまとまった印象になります。ただし、履歴書によっては書くスペースが小さいものもあり、300〜400文字でも欄に収まりきらないことがあります。この場合は、文字の大きさ10.5〜11ポイントに合わせて文字数を調整するようにしましょう。

適度に改行を行う

文章は読みやすさを意識しながら、適度に改行を入れるようにしましょう。内容にかかわらず、文章が長くなったら改行を入れます。2〜3文ごとに1回を改行の目安としてみてください。書き終わったら読みやすさを確認し、不自然なところは改行を調整するようにしましょう。

まとめ

履歴書の適切な文字の大きさや、書き方のポイントなどについてご紹介しました。いざ履歴書を作成し始めると、文字の大きさや余白などの細かいところが気になるものです。文字の大きさを統一することで全体のバランスが良くなり、読みやすい履歴書に仕上がります。ぜひ、文字の大きさを意識して、採用担当者に「読みたい」と思わせるような履歴書作成に取り組んでみてください。

参考

【履歴書の文字の大きさとフォント】パソコンで作成する場合のコツ|就活の未来

採用担当者が読みたくなる履歴書の文字の大きさとは?|ハタラクティブ

良い履歴書を書くために!適切な文字の大きさ・文字数・余白の考え方|ジョブインフォ

履歴書は統一感が肝心!文字の「大きさ」「表記」「頭・余白」を揃えよう|seek

手書きのコツ|ZEBRA

種類とサイズの基本|履歴書で使えるフォントはどれ?|転職Hacks

© 株式会社SEKAISHA