リゾートバイトの寮はどう選ぶ?部屋の種類や選び方を解説!

日本全国の観光地で働くリゾートバイトは、寮選びが大切です。いくら給与など待遇面が良くても、寮の環境が劣悪では長続きしません。自分の性格や生活スタイルに合った寮を選びましょう。当記事では、リゾートバイトの寮の種類や、寮を選ぶ際のチェックポイントを紹介しています。ぜひ参考にしてください。

リゾートバイトの寮の種類

リゾートバイトの寮は、大きく5種類に分けることができます。以下、それぞれの特徴を見ていきましょう。

相部屋寮

相部屋寮では、他のアルバイトの人と同じ部屋で生活し、キッチンや洗面所、バスルーム、洗濯機、冷蔵庫などは共有します。2段ベッドを2つ備えた、4人1部屋が一般的です。部屋のタイプとしてはユースホステルに近いので、利用したことのある人はイメージしやすいかもしれません。

相部屋寮の特徴は、友達が作りやすいというところです。同じ部屋で生活を共にするので、同僚との距離は自然と近くなります。アルバイト期間中、仲間と一緒に楽しく過ごしたい人にはおすすめです。共同生活ですので、相手への最低限の気遣いは必要となってくるでしょう。

個室寮(キッチン・バス・トイレ共有)

個室寮にはキッチン・バス・トイレなどを共有するタイプと完全個室のタイプがあります。

一部の設備を共有するタイプの個室では、完全個室タイプに比べて同僚との関わりを持つ機会は多くなります。就寝時は1人になれるので、読書などの時間も確保しやすいでしょう。

ずっと1人は寂しいけれどプライベートな時間も大切にしたいという人や、周囲との距離感を適度に保ちたいという人におすすめです。

個室寮(完全個室)

個室寮には、キッチン・バス・トイレなどがそろった完全個室タイプがあります。ほとんどがワンルームタイプで、エアコンやテレビ、洗濯機、ベッド、電子レンジなどが備えられています。1人暮らし用のワンルームマンションやウィークリーマンションとほぼ変わりません。

完全にプライベートな空間を確保できるのでストレスが少なく、リゾートバイト寮の中でも人気です。リゾートバイトの求人広告にも「1R(ワンルーム)個室寮完備」とうたっているものが多くあります。

仲の良い同僚を部屋に招くこともできるので、他の人とはなるべく距離を置きたいという人だけでなく、仲間とワイワイ楽しみたい人にもおすすめです。

カップル寮

リゾートバイトの寮には、カップル向けのものがあります。リゾートバイトの寮は、フロアなどが男女別に分かれているのが基本です。異性同士のカップルで同じ部屋を共有したい場合は、カップル寮があるところを探しましょう。部屋は、完全個室のワンルームタイプと同じであることがほとんどです。

客室寮

アルバイト従業員の宿泊部屋として客室が提供されることがあります。旅館やホテルの客室に空きがある場合や従業員専用の寮が満室の場合などに限られるので、求人は多くありません。

ホテルや旅館の部屋をそのまま使えるので、快適です。ただし、部屋の掃除やベッド・シーツの交換などは自分ですることになります。ルームサービス等も使えません。

リゾートバイト寮を選ぶ際のチェックポイント

リゾートバイトの寮を選ぶ際には、周辺環境や清潔感、セキュリティなど、いくつか押さえておきたいチェックポイントがあります。順に紹介していくので、求人を探すときの参考にしてください。

周辺環境

寮の周辺の環境は大切な要素です。ある程度まとまった期間その場所で暮らすことになりますから、生活用品などの買い物が必要になってきます。周辺に何もないとかなり不便になりますから、できればコンビニやスーパーなどが近くにある寮を選ぶといいでしょう。

駅からの距離

電車で行ける距離に観光地が点在している地域であれば、休日に観光することもできます。働くだけでなく観光もしたいという人は、寮が駅に近いリゾートバイトを選ぶといいでしょう。

逆に、「出費をできるだけ抑えたい」「とにかくお金をためたい」という人は、あえて駅近の寮は避けてもいいかもしれません。

清潔感

多くの人にとっては清潔感が寮選びの重要なポイントになってきます。部屋が汚く、しょっちゅう虫が出るような場所では長く生活したいとは思えないでしょう。寮がきれいかどうかは築年数や管理人の有無によって決まってきます。これらは求人サイトで確認できるとは限りません。

派遣会社に登録し、希望条件を伝えると築年数などが掲載されている詳細な求人票がもらえますから、担当者に問い合わせてみてください。その際、寮がきれいかどうか確認したいと伝えれば、実際の部屋の写真を見せてもらえることもあります。

相部屋の場合はルームメイトによって部屋の散らかり具合に差が出てくるので、清潔感を重視したい人はなるべく個室寮の求人を探すことをおすすめします。

賄いの有無や内容

賄(まかな)いが出るかどうかをしっかりとチェックしましょう。食費の負担が大きく変わってきます。出勤日には賄いが出て、出勤のない休みの日は各々が負担するという求人が多いようです。

賄いは、旅館やホテルのレストランのメニュー、寮の食堂、宿泊客と同じビュッフェ・バイキング、お弁当など、さまざまです。食事にこだわりたい人や毎日お弁当は避けたいという人は、賄いの内容も気にかけて選ぶといいでしょう。派遣会社の担当者に食事の内容を確認することをおすすめします。

寮費や水道光熱費が無料かどうか

現在、ほとんどの求人では寮費や水道光熱費が無料になっています。ただし、光熱費が一定の基準を超えると費用を請求すると定めているところもあります。過度に節約を意識する必要はありませんが、使いすぎには注意しましょう。

Wi-Fi環境

寮のWi-Fi環境が気になる人は多いでしょう。寮によっては娯楽が少なく時間を持て余すことも考えられます。通信量を気にせずスマートフォンやタブレット、ノートPCが使えることは大きいでしょう。

求人票に「Wi-Fi環境あり」と書かれていても、自分で機具を設置する必要があったり特定の場所でしか使えなかったりと、制約があることも少なくありません。求人を見ただけで判断せず、担当者に問い合わせると安心です。派遣会社の中には、Wi-Fiルーターの貸し出しを行っているところもあります。

セキュリティ

寮のセキュリティもチェックしておきたいポイントです。セキュリティは個室寮か相部屋なのかなど、寮のタイプによっても大きく変わります。特に相部屋の場合は貴重品の管理はしっかりとしておかなければなりません。

ワンルームのマンションタイプであればオートロック付きのこともありますが、まれなケースです。基本的に男女は別フロア、もしくは別棟となっており、同部屋になることはありません。フロアが分かれているだけでは安心できないという人は、男女が別棟になっている寮を選びましょう。

まとめ

リゾートバイトの寮は、相部屋寮、個室寮(キッチン・バス・トイレ共有)、個室寮(完全個室)、カップル寮、客室寮の5タイプに分けることができます。それぞれに特徴があるので、「プライベートな時間を大切にしたい」「同僚と交流する機会がほしい」など、希望に合わせて選びましょう。

寮を選ぶ際には、周辺環境や清潔感、賄いの有無、セキュリティなどを事前に把握しておくことが大切です。求人を見ただけで判断できない場合は、気になる点を派遣会社の担当者に積極的に問い合わせてみることをおすすめします。

参考

寮の綺麗・汚い(虫)見分け方!リゾートバイトで相部屋・個室寮に住み込んだ様子を写真で紹介|さやだんごのリゾバブログ

リゾートバイト寮の選び方完全ガイド。全4タイプの寮の詳細、綺麗な寮に住む方法や虫対策なども詳しく解説|リゾートバイトのRI-LIFE

住み込み求人 「リゾートバイトの寮・住居ってどんな感じ?」|リゾートバイト.net

リゾートバイト食事・まかないの実態|31人の口コミから検証|resort walker

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