制限選手の鷹コラスに更なる違反!? 「アストロズと練習」と米記者伝える

ソフトバンクのオスカー・コラス【写真:藤浦一都】

MLB公式スペイン語番記者がSNSに投稿、場所など詳細は不明

 MLBへの移籍に向けて亡命するためにキューバを出国したとされるソフトバンクのオスカー・コラス内野手。保留者名簿に記載されながら来日しないコラスに対し、ソフトバンクは制限選手としてNPBコミッショナーに申請し、19日にNPBから公示された。

 だが、この渦中にいる21歳がMLBのアストロズと練習した、とMLB公式サイト・スペイン語版の記者フランシス・ロメロ氏が伝えた。ロメロ氏は自身のツイッターに「ルイス・コラスが今日(日本時間25日)、ヒューストン・アストロズと打撃練習。ハードに振ってはいないが、MLBレベルに近い打者だと示している」と、動画とともに投稿した。

 動画には胸にアストロズのロゴが入ったシャツを着用し、打撃練習するコラスの姿が。動画には他の選手や関係者は映っておらず、どこで行われた練習なのか、アストロズがメジャーなのか、傘下のマイナーリーグなのか、詳細は明らかになっていない。

 制限選手になっている間、MLBとNPBの間で結ばれている協定上、コラスは海外も含めて、保留権を持つソフトバンク以外の球団と契約を結ぶことはできない(効力は協定の結ばれている日本、アメリカ、台湾、韓国のみ)。また、ソフトバンク以外の球団で練習などの野球に関する活動をすることも禁じられている。

 ロメロ氏が伝えた通りにアストロズと練習をしていたとなると、これは重大な違反行為となる。制限選手となり、このままソフトバンクが保留権を手放さなければ”半永久的”に他球団と契約を結べないコラス。この行動が今後に大きな影響を及ぼしかねない。(Full-Count編集部)

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