世界最大級 空中アスレチック建設 キッカワ、大阪万博公園に

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キッカワが万博記念公園に建設しているアスレチックタワーの完成イメージ

 プラント保全工事のキッカワ(倉敷市林)は、空中で綱渡りやつり橋が楽しめるドイツ発のアスレチックタワーを、万博記念公園(大阪府吹田市)に建設している。地上24メートルを誇る世界最大級のアスレチック施設で、120種類の遊びが体験できる。大阪万博の50周年イベントに合わせて3月15日に開業する予定。

 アスレチック施設はドイツのクリスタル・トゥルム社の商品で、国内ではキッカワが施工している。2017年以降、神奈川県と滋賀県のレジャー施設に建設し、いずれも来場者の増加につながっているため、万博記念公園の新スポットにしたいと依頼があった。

 アトラクション名は「万博ビースト」。鉄柱をジャングルジムのように組み立てる構造で、四つの階層にそれぞれ雲梯(うんてい)やブランコ、自転車の一本橋渡りなどの遊びを30種類ずつ用意した。利用者は安全ベルトを着けて各エリアを巡る。

 運営はキッカワのグループ会社で、遊具の企画・設計などを手掛けるSEアミューズメント(横浜市)が担当。年間10万人の来場を目指す。身長125センチ以上で利用でき、料金は中学生以上3500円、小学生以下3千円。別途入園料が必要。

 タワー型のアスレチック施設は、導入側にはコンパクトな空間に設置できるメリットがある上、利用者からは上空でのスリル感が楽しめるとして人気を集めている。17年3月に初めて建設した「さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト」(相模原市)では今月15日、利用者が25万人に到達した。

 キッカワは今後、年1カ所のペースで全国で建設を進めたい考え。吉川青良社長は「ドイツを訪れた際、親子で楽しそうに遊ぶ様子を見て日本への導入を思い立った。地方に人を呼び込むツールとしても提案していきたい」としている。

 キッカワは1967年設立、資本金5千万円。石油化学プラントなどの保全工事が主力で、アスレチック施設の建設にもそのノウハウを活用している。売上高22億9千万円(2019年12月期)、従業員56人。