絵画の部 森川さん特賞 肢体不自由児・者の美術展

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賞状を手に笑顔を見せる森川さん=虹の原特別支援学校

 長崎県立虹の原特別支援学校(大村市宮小路3丁目)高等部3年の森川柾稀(まさき)さん(18)が、本年度の「肢体不自由児・者の美術展/デジタル写真展」(日本肢体不自由児協会主催)絵画の部で、最高賞に当たる特賞に輝いた。「アドバイスしてくれたクラスメートをはじめ、先生や両親に感謝したい」と喜びを語った。

 同展は肢体不自由者の生きがいづくりや理解促進を目的に毎年開催。本年度は全国から絵画261、書318、コンピューターアート65、写真815点が寄せられた。表彰式は昨年12月に東京で開催された。
 森川さんは絵を描くことが好きで、幼いころは家の壁に描いて怒られたこともあったという。同校では陸上部に所属していたが、美術サークルにも顔を出し絵の腕を磨いてきた。
 受賞作の水彩画「海の中に咲いたひまわり」は、ヒマワリが咲き誇る想像上の海の中をタイが泳ぐ姿を描いた。タイのうろこ一枚一枚を丁寧に描き込み、明るい色合いでまとめた元気な印象の作品に仕上げた。指導した同校の山本早苗美術講師は「センスが良く構図も大胆。素直な気持ちで色使いがきれいなことも特徴」と評価する。
 卒業後は佐世保市の飲食店への就職が決まっている森川さんは、「仕事と絵を両立し、(家に近い)アルカスSASEBOでの作品展示を目指す。油絵やパソコンを使った絵などにも挑戦し、作品の幅を広げていきたい」と話した。

特賞に輝いた森川さんの作品「海の中に咲いたひまわり」