ヤンキースに大打撃 セベリーノがトミー・ジョン手術へ

日本時間2月26日、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは、ルイス・セベリーノが右肘側副靱帯を部分断裂し、トミー・ジョン手術を受ける予定であることを発表した。手術は日本時間2月28日にニューヨークの病院でデービッド・アルチェック医師によって執り行われるという。2018年に19勝を挙げたセベリーノは、わずか3先発に終わった昨季からの復活を目指していたが、今季を全休することが確定した。

キャッシュマンは「セベリーノはトミー・ジョン手術が必要であると知らされ、手術を受けることに同意してくれた」とコメント。セベリーノの故障は昨年のリーグ優勝決定シリーズの期間中に発生しており、第3戦で登板したあと、予定通りの治療を受けているときに右前腕の違和感を訴えたという。セベリーノはヤンキースが第7戦まで生き残った場合に先発する予定となっていたが、第6戦で決着がついたため、登板機会はなかった。右前腕の違和感はオフシーズンの間も続き、特にチェンジアップを投じる際に生じていたようだ。

セベリーノは2度にわたってドミニカ共和国からニューヨークへ行き、MRI検査を受けたものの、大きな問題は見つからなかった。しかし、スプリング・トレーニングが始まって平地のグラウンドでチェンジアップを投じた際に、右前腕の痛みが再発。再検査の結果、右肘側副靱帯を部分断裂していることが判明したという。アーロン・ブーン監督は「間違いなく、我々は素晴らしい投手を失うことになる。でも、なんとか対応していかなければならない。とりあえずいろいろ試してみるしかないね。セベリーノのこともサポートしていきたい」と冷静に状況を受け止めた。今回のトミー・ジョン手術により、セベリーノは今季を全休するだけでなく、来季の開幕にも間に合わない可能性が高い。

ジェームス・パクストンの出遅れに加え、セベリーノを失うことになったヤンキース。ゲリット・コールの加入によって盤石になったと見られていた先発ローテーションは、3月を迎える前に再編を迫られることになった。

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