東武6/6ダイヤ改正 曳舟駅に一部特急が停車、特急しもつけ運行取りやめ

「THライナー」に使用される70090型

東武鉄道は2020年6月6日(土)、東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)、日光線、東武野田線(東武アーバンパークライン)のダイヤ改正を実施します。

THライナー運行開始

通勤時の利便性向上のため、東武線・日比谷線相互直通の座席指定制列車「THライナー」の運行を開始。朝方は久喜発上り恵比寿行2本、夕夜間は霞ケ関発下り久喜行きを5本運転します。

【詳細】
「THライナー」運転時刻、座席指定料金決定 東武線・東京メトロ日比谷線相互直通の座席指定制列車 6/6運行開始
https://tetsudo-ch.com/10112283.html

朝方上り・夕夜間下り特急の曳舟駅新規停車

浅草9:52着までの朝方上り(平日12本、土休日13本)および浅草17:09発以降の夕夜間下り(21本)特急列車が曳舟駅に新規停車し、半蔵門線直通列車や亀戸線との乗換などを可能とすることで利便性の向上を図ります。

特急アーバンパークライナーの増発・時刻変更(平日)

3月14日のダイヤ改正で柏23:17発の特急アーバンパークライナーを新設しますが、これにくわえて6月6日より平日の大宮発・柏発特急アーバンパークライナーを各2本増発し、平日の夕夜間に大宮・柏からそれぞれ3本ずつ特急アーバンパークライナーを運転する体制とします。これにともない東武アーバンパークラインでは一部急行列車を特急列車に変更し、ダイヤの変更を行います。

特急アーバンパークライナーの料金収受区間は、浅草発は浅草~せんげん台間、大宮発は大宮~春日部間、柏発は柏~運河間。それ以外の区間は乗車券のみで乗車できる。

その他特急列車の運転区間延長、特急「しもつけ」運行取りやめ

現行の浅草20:00発東武日光・館林行きの利用が好調であることから、新たに浅草19:49発けごん45号東武日光行き、ならびに浅草19:59発リバティりょうもう45号太田行きとしてそれぞれ運転し輸送力増強を図ります。

また下り特急スカイツリーライナー春日部行きを特急けごんに変更するなど、運転区間を拡大するほか、朝の時間帯についてはりょうもう6号を太田発から赤城発に延伸することで桐生線の利便性向上を図ります。

主な運行区間拡大・増発列車

また浅草~東武宇都宮間を運転する特急しもつけの運行を取りやめます。下りについては同時間帯に浅草18:19発特急リバティけごん239号新栃木行きを設定し、新栃木駅で普通東武宇都宮行きと接続します。

観光路線の強化

現在SL大樹は土休日を中心に下今市~鬼怒川温泉間を3往復6本運転していますが、SL・DL車両を活用して土休日中心に4往復8本に増発します(平日運転時は原則2往復4本運転)。全列車とも下今市駅では特急列車と接続します。

東武鉄道はSL大樹の複数機体勢を目指しており、体制が整った際は4往復8本全てSL大樹として運転します。

※運転日は後日東武鉄道のHPなどで告知

野岩線・会津線直通特急「リバティ会津」停車駅見直し

リバティ会津については停車駅を見直すとともに交換待ち合わせの改善を行い、浅草~会津田島間で下り最大10分、上り最大6分所要時間を短縮します。

東武線内では浅草11:00発リバティ会津117号、会津田島13:02発リバティ会津132号が大谷向駅・大桑駅・小佐越駅を通過。野岩線・会津線内では会津田島17:49発リバティ会津150号を除き、リバティ会津は野岩線 男鹿高原駅、会津線 七ヶ岳登山口・会津山村道場・会津荒海・中荒井駅を通過します。さらに浅草11:00発リバティ会津117号、会津田島13:02発リバティ会津132号は野岩線川治温泉・中三依温泉駅も通過します。

東武ワールドスクエア駅に全列車停車など

その他にも鬼怒川線では現在開園時間のみ列車が停車している東武ワールドスクエア駅に全列車が停車するようになるほか、夕方時間帯の上りの特急スペーシア1本(きぬ142号)が新高徳駅に停車するようになります。(新高徳16:47発)

鉄道チャンネル編集部
画像:東武鉄道株式会社

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