上戸彩、「半沢直樹」続編でも夫を献身的に支える妻役で出演

TBS系で4月にスタートする堺雅人主演の連続ドラマ「半沢直樹」(日曜午後9:00、開始日未定)の続編に、前作に引き続き、堺演じる半沢の妻・花役で上戸彩が出演することが分かった。

上戸は「初心を忘れずに…そして、見ていただいた皆さんに、『明日から頑張るぞ!』と思ってもらえるように頑張りたいと思います! 外で頑張っている旦那さんが、家では力が抜けて別人になれるような、そんな夫婦の形を目指して、半沢花を演じたいと思います」と意気込みを語っている。

2013年7月期に放送された「半沢直樹」は、最終回に視聴率42.2%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録し、半沢の「やられたらやり返す。倍返しだ!」の決めゼリフは社会現象となった。その続編となる本作は、前作と同じく池井戸潤氏の「半沢直樹」シリーズから「ロスジェネの逆襲」と「銀翼のイカロス」(ダイヤモンド社/講談社文庫)が原作。東京中央銀行のバンカーである半沢が、銀行内で行われていた数々の不正を明らかにするも、子会社への出向を命じられるという衝撃の展開で最終回を終えた前作から、今作では東京セントラル証券で営業企画部長となった半沢の周りで巻き起こる事件が描かれる。

そして、上戸が演じるのは、前作同様、不正を働く個人の謀略、理不尽な組織の理屈と真っ向からぶつかり合う半沢を献身的に支える、夫思いの妻・花。閉鎖的で封建的な男社会の中で繰り広げられる激しい戦いを描いた前作で、時に優しく、時に厳しく夫を励ます彼女の存在と視点は作品にとってとても貴重であり、欠かせない存在だ。弁の立つ半沢が“唯一かなわない相手”でもあり、半沢に対して口うるさく言うこともあるが、その明るさは彼の救いにもなっていた。今回の続編でも彼女がどのようにして夫を支え、存在感を発揮するのか大いに期待がかかる。

撮影を前に「皆さんも楽しみにしていらっしゃると思いますが、私自身も楽しみにしています」と期待に胸を膨らませる上戸は、「いよいよ『半沢直樹』の続編が始まりますが、まだ私は全然想像がついていないです。実際に放送を見るまでは実感が湧かないかもしれません。(出演にあたって)前作を見返しましたが、やっぱりすごく面白かったです。そして、いろいろ忘れていることもあるのに気付きました。見返して思い出したのは、当時監督から『とにかくテンションを高く』と言われていたことです。今回も、とにかく監督をはじめ、スタッフについていくのみだと思っています」と、前作の撮影を振り返り、気合を入れている。

また、「前作では夫婦のシーンに『ほっと、一息した』という声を多くいただきましたが、私は花を演じるにあたって“一息的な役割”といった考えで撮影に臨んでいなくて、花にとっては夫婦のシーンがすべてだと思って演じています。家の外で怖い顔をしているのも半沢だし、家の中では優しく『花ちゃん』と言って笑顔になってくれるのも半沢。堺さんが世界観を作って花のよさを引き立たせてくださるので、とにかく私は全力で演じたいと思います」と、堺の力を借りながら、役に向き合うことを強調。

そして、花と自分の性格がすごく似ているという上戸は「私自身も(夫のための情報収集の場である)“奥さま会”のような世界は苦手分野なので(笑)。そういった意味では前作も今も変わりません。でも前作の時は(私自身が)結婚をして少ししかたっていない時期だったので、“奥さま会”のような世界は全く分からず想像もできませんでした。今は子どもも2人いますし、お母さん同士のお付き合いもあるので、前作の時の自分よりいろいろな角度で世の中を見られています。ですので、今回は劇中の“奥さま会”のような世界をよりリアルなものに感じながら花を演じられるのではないかと思います」と自身の境遇の変化と重ねてコメントしている。

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