チケット入手困難の舞台で実力を磨く福士蒼汰

俳優の福士蒼汰と声優の宮野真守が、「劇団☆新感線」の40周年興行夏秋公演「いのうえ歌舞伎『神州無頼街』」に出演することが決定した。

一部スポーツ紙によると、江戸時代末期の幕末が舞台で、若き町医者・秋津(福士)と他人のもめ事に口出しをして銭にする“口出し屋”の草臥(宮野)が、なりゆきで行動をともにするようになり、侠客が仕切る宿街で巨悪に立ち向かっていく物語。

福士と宮野は、17~18年に上演された同劇団の「髑髏城の七人Season 月〈上弦の月〉」と「髑髏城の七人Season 月〈下弦の月〉」でそれぞれ主演を務めているが、共演は今回が初めてとなった。

「昔から同劇団の舞台は豪華キャストをそろえることもあって、チケットはかなり入手困難。40周年記念興行となれば“プレミアチケット”になりそう。当然、観客の期待も高く、福士にとっては正念場になりそうだ」(演劇業界関係者)

2010年に渋谷に遊びに行った際にスカウトされ、現在の所属事務所入り。11年1月期の「美咲ナンバーワン!」(日本テレビ)で俳優デビュー。同年9月より「仮面ライダーフォーゼ」(テレビ朝日)の主人公である如月弦太朗役でテレビドラマ初主演を果たした。

13年のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」でブレイク。15年7月期の「恋仲」でフジテレビ系の「月9」初主演を果たした。また、いずれもラブストーリーの映画で15年公開の「ストロボ・エッジ」、「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」はヒットした。

「もともと、海外進出を目指して英語や殺陣を習っていた。そのため、徐々にラブストーリーのイケメンキャラからの“卒業”を目指して作品選びをしている。今後のためにも、今夏の舞台は大きな糧になるだろう」(芸能記者)

さらなる成長が期待される。

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