西海市がマスク提供 品薄受け市民へのリスク軽減

市民に無償提供されるマスク=西海市役所

 新型コロナウイルスの感染拡大でマスクが品薄になっていることを受け、長崎県西海市は26日、備蓄用のマスク2万4千枚を市民に提供することを決めた。イベント主催者、高齢者施設、学校、保育所などの要請に応じて提供する。
 政府の専門家会議が24日、「これから1~2週間が急速な拡大か終息かの瀬戸際」と見解を示したことも踏まえた。市内でもマスクが不足し、一部の高齢者施設から市に問い合わせがあったという。
 提供は公共施設やイベント、地域行事など人が集まる場所でのリスク軽減が目的。市役所では未着用の来庁者に渡す。市の担当者は「今できる対策はマスク着用、手洗い、せきエチケットの励行。周知に努めたい」と話した。

●関連記事

・マスク不足が深刻 手づくりマスク求める人が急増

© 株式会社長崎新聞社