ホンダ 新型フィット(4代目) 徹底解説 Vol.1|5つのグレード(タイプ)の特徴を分析する!

ホンダ 新型フィット(4代目)

待ちに待ったフィット、ついに発売!

ホンダのコンパクトカー、新型フィットが2020年2月14日にいよいよ発売された。

本来であれば、2019年10月に開催された東京モーターショー2019で披露され、12月にも発表の予定であったフィット。しかし、新型N-WGNに備わる電動パーキングブレーキに不具合が生じて生産が滞り、先送りに…。

その結果、2020年2月にようやく納車を伴う発売となったというわけだ。

新型フィットはグレードの数が多いらしい?

フルモデルチェンジで、フィットのグレード構成は大幅に変わった。1.3リッターのガソリンエンジン、ハイブリッドのe:HEV(イー・エッチイーブイ)ともに、5種類のタイプから選ぶ。

BASIC(ベーシック)、HOME(ホーム)、NESS(ネス)、CROSSTAR(クロスター)、LUXE(リュクス)の5つである。

駆動方式は、全グレードで前輪駆動(FF)の2WDと4WDを選択可能。新型フィットでは、グレードの数を増やしながらオプションの種類を抑え、組み合わせの総数を減らした。

※ハイブリッド&1.3リッターガソリンエンジンの性能などの詳細は後日Vol.4で徹底解説するので要チェック!

フルモデルチェンジした5つのタイプとは?

BASIC(ベーシック)

ホンダ 新型フィット(4代目) FIT BASIC(ベーシック)[1.3L]

ベーシックは最もシンプルで価格の安い仕様。

だが先進安全機能のホンダセンシング、サイド&カーテンエアバッグ、スマートキーなどは標準装着。e:HEVを搭載するベーシックには、フルLEDヘッドライトとエアコンのフルオート機能も備わっているのだ。

HOME(ホーム)

ホンダ 新型フィット(4代目) FIT HOME(ホーム)[1.3L]

ホームは新型フィットの主力グレード。

1.3Lのノーマルエンジン車にも、フルLEDヘッドライトとエアコンのフルオート機能が標準装着される。インパネにはソフトパッドが使われ、シート生地は上質なコンビシートだ。

NESS(ネス)

ホンダ 新型フィット(4代目) FIT NESS(ネス)[1.3L]

ネスはアクティブな印象のグレード。

ボディの上側をライムグリーンに塗装した2トーンカラーを設定した。シート生地も撥水ファブリックになる。女性ユーザーを意識しており、専用装備になるエアコンのプラズマクラスター機能を採用している。

CROSSTAR(クロスター)

ホンダ 新型フィット(4代目) FIT e:HEV CROSSTAR(クロスター)[HYBRID]

クロスターはSUV風のグレード。

クロスオーバー風の専用パーツを装着する。全長は4090mm、全幅は1725mm(ほかのグレードは3995mm・1695mm)とされ、唯一の3ナンバー車だ。

最低地上高は2WDが160mm、4WDは155mm(ほかのグレードは135mm・150mm)であるため、悪路のデコボコ、駐車場と車道の段差なども乗り越えやすい。専用オプションのルーフレールは4.4万円である。

LUXE(リュクス)

ホンダ 新型フィット(4代目) FIT e:HEV LUXE(リュクス)[HYBRID]

リュクスは豪華指向のグレード。

専用の本革シートと運転席&助手席シートヒーターを装着。外装にもクロームメッキを多く使っていて、小さな高級車風、といった仕立てになっている。

[筆者:渡辺 陽一郎/撮影:茂呂 幸正・Honda]

>>次回は、5つのグレード(タイプ)の中からズバリ! 新型フィットで最もオススメなモデルをご紹介! お楽しみに!

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