風景が怖い? 途中で消える商店街アーケード 表と裏の理由とは

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南北に約800メートル続く新開地商店街

 南北に約800メートル続く新開地商店街(兵庫県神戸市兵庫区)。歩くといつも疑問に思うことがあった。なぜ途中からアーケードがなくなるのか-。

 アーケードがないのは、新開地4~6丁目の約350メートル。新開地まちづくりNPOによると、もともとはあったが、街の景観をよくしようと、市が1990年に撤去したという。

 ただ、地元住人らは「それは表向きの理由」と話す。かつて商店街南部には日雇い労働者が仕事を求めて集める「寄せ場」があり、雨で現場仕事が中止になると、労働者がアーケード内で酒盛りを始めることも多かったという。「まあ、一般人は怖いと思う風景やったやろな」。場外舟券売り場前で、缶チューハイを手にたたずむおっちゃんがつぶやいた。(西竹唯太朗)