登別・幌別中で講座、フネージョの仕事内容を紹介

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 造船や長距離フェリー、船舶代理店など海に携わる女性(フネージョ)の働きぶりについて知る講座が26日、登別市幌別中学校で行われ、生徒たちが仕事内容について理解を深めた。

 国土交通省の「輝け!フネージョ★」プロジェクトの推進に向けて、北海道運輸局が道内で初開催した。現場で活躍する女性の声を若い世代に直接届けることで、海事産業への理解を深めるとともに、将来の職業選択の参考にしてもらう狙いだ。

 2年生約60人が参加した。函館どつくの澤田育美さん、商船三井フェリーの立崎加奈さん、室蘭海上保安部の名嘉村唯さん、室蘭海陸通運の小田紫帆さん、道運輸局の小川涼さんが来校した。

 5人は写真とともに仕事内容を説明。クイズも織り交ぜながら分かりやすく紹介した。このうち立崎さんは、乗船客からの「ありがとう」の言葉にやりがいを感じることなどを紹介。「たくさんのことを学び経験して、チャレンジすることが大事。今しかできない経験が、将来きっと役立ちます」と説いた。名嘉村さんは「海上保安官は男性のイメージが大きいかもしれないが、女性も活躍しています」と述べ、通訳や管制官、灯台管理などの仕事を示し、女性の職域が拡大していることを明らかにした。

 続いてパネルディスカッションを実施。職業を選んだきっかけや仕事の魅力を順次紹介。澤田さんは「試運転で海に出る際、陸地がない光景は素晴らしいです」とアピール。小田さんは「通関業も行っているので、外国との懸け橋になることができます」と述べた。最後に一人ずつメッセージを寄せて、小川さんは「機械に触れたいという漠然とした思いが、今の仕事につながっている。皆さんが今考えていることも、かなうかもしれません」と呼び掛けた。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため時間を短縮して開催。当初予定していたグループ討議、意見交換会を中止とした。生徒からの質問内容は道運輸局が集約して、後日フィードバックするという。(石川昌希)

【写真=海に携わる女性の仕事の役割に理解を深める生徒たち】