神奈川県職員の専門性向上 人事ローテ原則4年に

 神奈川県は26日、職員の人事異動について、4年周期を原則とする方針を明らかにした。現行はおおむね3年のローテーションとしているが、今春の定期異動から見直す。職員の専門性向上を図るのが狙いという。

 県によると、3年程度の異動では多様な職種を経験できる一方、業務内容に詳しくなった頃に異動となり、専門性向上の面で課題があったという。

 黒岩祐治知事は「時代が大きく変化する中で、県が質の高い行政サービスを提供していくためには一人一人の職員が高い専門性を身に付け、その能力を生かせる分野で活躍してもらうことが大切」と述べた。

 同日の県議会本会議で田中信次氏(自民党)の一般質問に答えた。

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