地産地消への関心を、収穫から料理まで 「男子ご飯クッキング教室」 横浜

野菜の収穫から料理まで体験してもらう「男子ご飯クッキング教室」

 日ごろキッチンに立つ機会の少ない人に、野菜の収穫から料理まで体験してもらう「男子ご飯クッキング教室」が25日、横浜市内で開かれた。地産地消への関心を高めてもらう初の企画で、本紙読者から募った60~70代の6人が参加し、腕を振るった。神奈川新聞社主催、JA横浜協力。

 参加者たちは、都筑区で農園を営む原木浩国さんから説明を受けながら、大根や白菜、ブロッコリー、ケールなどの野菜を収穫。その後、料理研究家で野菜ソムリエの田中ひとみさんが煮物やごま和え、デザートなど同農園の食材を使ったレシピを伝授した。

 また、大根は部位によって味が違うので料理によって使い分けが必要なことなどを学び、真剣にメモを取りながら実践していた。

 峰岸昭さん(71)は「大根の皮やブロッコリーの茎は捨てていたが、全部使えるのだと知った。今まで料理には口は出すけど手は出さなかったが、今後は両方に挑戦したい」と笑顔で話した。

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