ブリュワーズが23歳・ペラルタと契約延長 5年1550万ドル

日本時間2月27日、MLBネットワークのケン・ローゼンタールとジョン・ヘイマンが報じたところによると、ブリュワーズは23歳の右腕、フレディ・ペラルタと5年1550万ドル+球団オプション2年で契約を延長することで合意に達したようだ。2年分の球団オプションが行使された場合、7年間の総額は3000万ドルになるという。今回の5年契約はペラルタがフリーエージェントとなるまでの5年間をカバーするものとなっている。

2018年にメジャーデビューを果たしたペラルタは、昨季39試合(先発8試合・リリーフ31試合)に登板して85イニングを投げ、7勝3敗、1セーブ、5ホールド、防御率5.29、115奪三振を記録。女房役のマニー・ピーニャが「彼は97~98マイルの速球とカーブ、スライダーを投げることができる」と語るように、高いポテンシャルを持った投手であり、ブリュワーズは仮にペラルタが先発投手として大成できなくても、リリーフで十分にメジャーの戦力になると判断したのだろう。

今季のブリュワーズは、ブランドン・ウッドラフ、エイドリアン・ハウザー、ブレット・アンダーソン、ジョシュ・リンドブロムの4人で先発4番手までの顔ぶれが固まっており、ペラルタはオープン戦でエリック・ラウアーらと先発5番手の座を争う立場にある。先発ローテーション候補の各投手に故障者がなく、ラウアーもしっかり結果を残した場合、ペラルタはブルペンの一員として開幕を迎えることになるが、クレイグ・カウンセル監督は「期待しているけど、我慢強く成長を待つことも必要だ。彼は21歳という若さでメジャーデビューを果たした選手だからね」と語り、焦らずにペラルタの成長を待つ方針を明らかにしている。

ピーニャは「契約の保証を得られた状態でプレイするのは選手にとって良いことだ。誰もがそれを望んでいる。プレッシャーを感じず、リラックスして自信を持ってプレイできるからね」と語る。プレッシャーから解放され、リラックスしてプレイに集中できるようになったペラルタが今季飛躍を遂げることを期待したい。

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